交流

2024年02月02日

令和5年度名古屋市消費生活フェア なごやエシカルフェア☆2023

2023年11月18日(土) オアシス21 銀河の広場(名古屋市東区)

「エシカル消費」がテーマのイベントに学生団体が出展。
よりよい未来につながる消費行動の輪を広げました。

 名古屋市で毎年おこなわれる「なごやエシカルフェア」は、地域の活性化や雇用などを含む、人や社会、環境に配慮した消費行動「エシカル消費」をテーマとするイベントです。「エシカル消費」をはじめとした身近な消費生活の様々な知識を、体験ブースを通じて楽しく学ぶ事ができます。
 本年度は11月18日(土)に開催され、消費者団体や大学、事業者、行政関連など約50団体がブースを出展しました。本学からはコミュニティ・コラボレーションセンター(CCC)の学生団体「サイクるdeエシカる」「ロスゼロチーム」「エコのつぼみ」による共同ブースを出展。エシカル消費に関する知識を楽しく伝える展示やワークショップ、エシカル商品の販売などを実施しました。
 会場となったオアシス21には朝から多くの人が行き交い、なごやエシカルフェアも大勢の来場者で賑わいました。学生たちはブースを訪れた方々と積極的に交流し、自分たちの活動の内容をわかりやすく説明。人や社会、環境を取り巻く課題と向き合うエシカル消費について理解を深め、よりよい未来を共にめざす、そうした輪を学生たちは広げていました。

【参加したCCC学生団体】

■サイクるdeエシカる

 エシカル消費の啓発や普及を目的に活動する「サイクるdeエシカる」は、社会福祉法人TUTTI様がつくるハーブカレー「Eight Herbs」を販売しました。TUTTI様は障がいの有無にかかわらず誰もが地域で一緒に暮らせるよう多様な事業を展開しており、その一つとして、ハーブカレーの製造・販売もおこなっています。学生は実際にTUTTI様を訪れ、つくり手の方々の思いに耳を傾けて、エシカル商品としてどのように消費者に届けるのかを考えました。ブースには手書きのメッセージを掲示し、商品の背景にある想いに心を寄せることがエシカル消費の一歩だと伝えました。

■ロスゼロチーム

 食品ロス削減のための活動に力を注ぐ「ロスゼロチーム」。普段は、地元の野菜や果物を販売している星が丘葵マルシェ様からいただいた"まだおいしく食べられるけど捨てられてしまう野菜"を、子ども食堂や地域のカフェに届けたり、マルシェなどで食品ロスの啓発をしています。今回のブースでは、星が丘葵マルシェ様のご協力のもと、学生が考案したレシピをリーフレットにして配布しました。にんじんの葉やかぼちゃの種など、食べられるけれど捨てられてしまうものを美味しく調理するレシピは、食品ロス削減に一役買うことでしょう。

■エコのつぼみ

 環境に優しい行動を広げるため、「エコのつぼみ」は学内外で様々な活動をしています。力を入れているのが、愛知県美浜町での里山保全活動。地域の方々と共に竹林整備に取り組み、間伐した竹を活用して竹炭も作っています。今回のブースでおこなったのは、竹炭消臭ポット作りのワークショップでした。学生たちは参加者の皆さんに作り方をレクチャーしながら、放置竹林がもたらす環境問題「竹害」についてわかりやすく説明しました。竹林をきちんと整備して竹を資源として活かし、身近な自然環境を守ることの大切さを伝えました。