2023年12月17日（日）　星が丘キャンパス 1号館 3階・2号館 記念講堂

企業、行政機関、NPO、学生団体が一堂に会し、
社会課題の解決に向けて、活動の幅を広げるための交流会をおこないました。

　学生のボランティア活動や社会貢献活動をサポートする、コミュニティ・コラボレーションセンター（CCC）。2023年12月17日（日）に本学星が丘キャンパスで、CCC主催イベント「コラボメッセ」を開催しました。「コラボメッセ」とは、ボランティア活動をおこなう学生団体と、企業・行政機関・NPOなどの学外連携団体が集まり、お互いの活動を知り協働事業につなげていけるように交流する会です。2015年から「コラボメッセ」を開催し、本年度はCCC学生団体が28団体、他大学の学生団体や企業・行政機関・NPOが39団体参加しました。開会挨拶として、CCCセンター長の榎裕美先生は「今年でCCCは18年目、コラボメッセは9年目です。本日、さまざまな人・団体が互いのつながりを強めて、本学の理念『違いを共に生きる』を実現するステップになればと思います」と述べました。

　第1部では、外交官の島根玲子氏による特別講演が2号館の記念講堂でおこなわれました。テーマは「高校チュータイ外交官と考える日本と世界のこれから」。島根氏は高校時代に2度の留年と中退を経験しながらも、大学に進学し、司法試験にも合格。外務省入省後は伊勢志摩サミット、中南米外交、アジア外交などを務めています。ご自身のプロフィール紹介の後、島根氏は本題である「日本と世界の今・これから」についても、わかりやすくお話ししてくださいました。講演の締めくくりでは、若い世代に向けて「世界に羽ばたこう！」とメッセージ。「私たち一人ひとりが世界の人々に優しく親切にする、その積み重ねが国際社会における日本への信頼につながります。皆さん一人ひとりが外交官です。ぜひ世界に羽ばたいて自分の可能性を広げてください」と島根氏は学生たちに力強く語りかけられました。

　第2部では、学生団体、企業、行政機関、NPOなどの各団体が活動紹介のブースを出展し、交流しました。それぞれが普段から取り組んでいる社会貢献活動やSDGsにつながる活動について、パネルや写真、動画などを使って紹介しました。さまざまなブースをまわり、メモを取りながら積極的に交流していた学生たち。新たなチャレンジへの第一歩となるだけでなく、課題解決に向けた新しいアイデアや行動に結びつく意見交換の場となりました。

　キャンパスだけでなく、地域、社会、世界が、学生にとって学びの場です。さまざまな人と出会い、対話を重ね、共に活動する経験が、一人ひとりの成長につながります。これからもCCCは、学生たちのチャレンジを後押しし、よりよい社会づくりに貢献していきます。