2024年1月22日（月）西尾市役所

西尾市の防災動画の撮影を学生がサポート。
初めて参加した撮影現場での経験が、メディア表現への意欲をさらに高めました。

　創造表現学科 メディアプロデュース専攻の石丸ゼミでは、地域の課題をデザインの力で解決を試みる地域デザインとメディア表現を専門的に学んでいます。課題の発見のために現地へ訪れることも少なくなく、地域に足を運ぶことで得たリサーチ結果をもとに、メディアを通してさまざまな角度からアプローチしていきます。
　石丸ゼミの活動の一つが西尾市の防災動画制作です。西尾市制70周年市民公募事業の一環で、西尾防災動画制作実行委員会からの依頼により、石丸先生が中心となって西尾防災動画「吉良さんが守る！」を制作しました。内容は、江戸時代前期に幕府と朝廷を取り持つ高家旗本として西尾市で活躍した吉良上野介（きらこうずけのすけ）が市民の前に表れ、市内を回りながら防災について学ぶというもの。地元の偉人など地域性を前面に出しながら、楽しく防災の知識を身につけられる動画になっています。

　石丸ゼミの学生は4月、7月、9月におこなわれた撮影に参加。撮影補助やカチンコ、NGテイクのメモ、そのほか雑務をこなして撮影が滞りなく進行できるようにサポートしました。初めて本格的な撮影の見学やお手伝いをした学生は、「ドラマやミュージックビデオのメイキング動画などは見たことがありましたが、実際に撮影現場に行ったのは初めてだったので、撮影の段取りや流れなどを生で見ることができたのはとても勉強になりました」と、当時の貴重な経験を振り返りました。

　3回にわたる撮影を経て完成した動画は、2024年1月22日（月）に西尾市役所に届けられました。その際、石丸先生のほか、3年生の鈴木日向さんも学生を代表して西尾市役所を訪問。西尾防災動画制作実行委員会の方や、撮影にエキストラとして参加された地元住民の方との交流を深めました。市役所に届けられた動画は地域の小学校などに配布され、防災教育活動に活用していただくことになっています。