交流

2024年08月23日

Shukutoku cafe ウクライナの子どもたちの絵画展

2024年7月19日(金) 星が丘キャンパス5号館1階アクティブ・ラーニングスタジオ

ウクライナの子どもたちが描いた絵画を鑑賞しながら、
地域の方々と学生たちが平和への思いを語り合いました。

 愛知淑徳大学コミュニティ・コラボレーションセンター(CCC)と千種区社会福祉協議会が共同開催している「Shukutoku Cafe」。地域の方々と学生たちが交流する場として好評を得ているイベントです。2024年度は全9回の開催予定で、うち5回は学生企画。7月19日(金)のShukutoku Cafeでは、ウクライナの市民団体「未来」様やNPO法人チェルノブイリ救援・中部様のご協力のもと、CCCの学生による特別企画としてウクライナの子どもたちが描いた絵画の展示をおこない、参加者のみなさんが平和について語り合い、さまざまな思いを分かち合いました。

 会場となったアクティブ・ラーニングスタジオに展示されたのは、ウクライナの子どもたちの絵画112点。キーウ語で書かれた子どもたちのメッセージは、NPO法人チェルノブイリ救援・中部の方々が翻訳し、それぞれの絵画に添えられていました。

 平和への祈り、戦争の恐ろしさ、破壊されてしまった日常、懸命に生きる人々の姿、美しいふるさとの風景......。子どもたちから見たウクライナの現状や一人ひとりの気持ちが自由に表現され、心に迫るものがあります。そうした絵画を鑑賞し、地域の方々約20名と学生たち約10名が交流しました。

 学生は、司会を務めてテーブルごとのコミュニケーションを促すとともに、絵画の紹介なども実施。また、地域のボランティアの方々による淹れたてコーヒーの提供や歌のライブもおこなわれ、和やかな雰囲気のもとイベントが進行しました。

 絵画やメッセージをじっくりと見ながら、平和や戦争への思いを語り合ったみなさん。ウクライナの子どもたちへ届けるメッセージカードには、「素晴らしい絵をありがとう。これからも描き続けて」「戦争は勝者も敗者も同じ痛みです。早く平和な暮らしを!」「ウクライナの空に、平和を遮るものが何ひとつない美しい景色を」といった言葉を綴り、絵画を通してウクライナの子どもたちと思いをひとつにしていました。
 締めくくりは、参加者全員による合唱でした。曲目は「翼をください」と「上を向いて歩こう」。みなさんの歌声が響き合い、ウクライナにも届けたいあたたかな時間となりました。

 最後に代表学生が「みなさん、本日はお越しくださり、ありがとうございました。平和や戦争について世代をこえて話し合える、貴重な機会になったと思います。みなさんの歌声があまりにも素敵で、涙しそうになりました」とあいさつ。大きな拍手に包まれ、大盛況のうちに閉会となりました。
 今回、このような会を開催させていただいたのは、NPO法人チェルノブイリ救援・中部様が現地パートナー団体の協力を得て、学校や絵画教室などにお声がけくださったおかげです。
 世界中の誰もが笑顔で過ごせる日々の大切さをあらためて感じ、平和への願いを強くした今回のShukutoku Cafe。地域の方々との交流から気づきや学びを得た学生たちは、よりよい未来を見据え、新たな行動を起こしていくことでしょう。