交流
2024年09月26日
CCC学生団体「tASUkeai」一日警察官委嘱式・防犯教室
2024年8月9日(金) 愛知警察署、長久手温泉ござらっせ
学生たちが一日警察官を務め、
防犯や交通安全について子どもたちと学び合いました。
コミュニティ・コラボレーションセンター(CCC)の学生団体「tASUkeai」は、愛知県警察と連携した防犯の啓発活動に力を注いでいます。実際に起こっている犯罪を知り、適切な防犯対策を広めるために、小学生向けの体験型防犯教室をはじめ、防犯に関する動画制作などの幅広い活動を企画・実施しています。
8月9日(金)には、「tASUkeai」の学生5名が一日警察官となり、防犯教室や啓発活動をおこないました。この日はまず、愛知警察署での一日警察官委嘱式に臨んだ学生たち。署長から委嘱状を受け取ると共に「1件でも犯罪が少なく、1件でも交通事故が少なくなるよう、一日警察官としてよろしくお願いします」という激励の言葉を心に刻みました。最初の任務は、パトカーでのマイク広報。多発している特殊詐欺や自動車盗への注意喚起のため、学生はパトカーに乗車して地域の方々に向けてアナウンスしました。
続いて、場所を長久手温泉ござらっせに移し、防犯教室を実施しました。参加したのは、長久手市立北小学校の防犯少年団の子どもたち9名とご家族の方々。学生は「夏休みの今、子どもたちに防犯意識を持ってもらえるように」という思いから、楽しみながら取り組めるクイズ形式のグループワークをおこないました。
今回のテーマは「つみきおに」という連れ去り防止の合言葉。「つ/ついていかない」「み/みんなといつも一緒」「き/きちんと知らせる」「お/大きな声で助けを呼ぶ」「に/逃げる」の5項目があります。学生オリジナルの「『つみきおに』ワークシート」をもとに、どんな行動をすると自分自身や友達の安全が守れるのか、各項目の問いについて子どもたち同士が話し合いました。
グループワークのまとめとして、子どもたちが自分の考えや意見を積極的に発表。振り返りの時間では「『つみきおに』について深く考えることができた」「クイズで学べたので楽しかった」といった感想が子どもたちから上がり、学生は「みんなで話し合ったことが、今後の生活やみんなの安全に役立ててもらえたら嬉しい」と笑顔で挨拶しました。
防犯教室の後は、愛知県警察の方から自転車のヘルメットの正しい着け方について説明がありました。自転車に乗るときのルールに関する話もあり、子どもたちはもちろん、ご家族の方々や学生たちにとっても、交通ルールは命を守るために大切だということをあらためて学ぶ時間になりました。
最後に、防犯少年団の子どもたちが防犯啓発キャンペーンとして、特殊詐欺防止や交通安全に関するチラシ・グッズを配布。学生もサポートを務め、長久手温泉ござらっせを訪れる地域の方々に積極的に声をかけました。
一日警察官という貴重な経験を通して、防犯や交通安全のための情報をより多くの人に伝えることの大切さを実感した「tASUkeai」の学生たち。安心安全な毎日のために自分たちができることを考え、今後も新たなチャレンジを重ねていくことでしょう。