交流

2024年10月25日

「SDGs将来世代創造フォーラム2024」CCCの学生団体が出展

2024年8月21日(水)吹上ホール

ボランティアで関わる地域や団体を紹介するため、学生たちが「SDGs将来世代創造フォーラム2024」に出展

 2024年8月21日(水)に開催された名古屋市の吹上ホールで開催された「SDGs将来世代創造フォーラム2024」において、出展した企業との連携や、愛知淑徳大学のコミュニティ・コラボレーションセンター(CCC)の学生団体によるブース出展など、多くの学生が活動しました。
 CCCは、愛知淑徳大学において学生のボランティア活動や社会貢献活動をサポートする組織です。認定された学生団体の活動支援をするだけでなく、企業や地域からの連携依頼を受け、学生に告知することで活動に興味のある学生を募り、参加や活動のサポートもしています。

 今回の「SDGs将来世代創造フォーラム2024」では、愛知淑徳大学CCCとしての出展に加え、本フォーラムの主催者でもあるアサヒ飲料株式会社様の出展ブースでの活動にも学生が参加しました。

 アサヒ飲料様のブースは数多くあり、その中の1つに、アサヒユウアス株式会社様の森の循環について考えるワークショップがあります。今回学生たちは、子どもたちによる「森のタンブラーお絵描き教室」の体験サポートと参加者に対する内容紹介のプレゼンテーションをおこないました。参加した2名の学生は、日ごろから環境啓もう活動をおこなっています。
 本フォーラム前にはアサヒ飲料様と事前にミーティングをおこない、学生ならではの役割を担いました。学生たちはさまざまな活動を通して、産学連携や社会貢献活動をおこなっています。

 CCCの出展ブースは、CCCの学生団体である「ポレラ」と、社会福祉法人TUTTI(トゥッティ)の活動をサポートする「TUTTIチーム」から学生が参加し、合同でブースを運営しました。
 「ポレラ」は、岐阜県下呂市小坂町の活性化に取り組む団体です。下呂市と愛知淑徳大学との連携協力に関する協定が結ばれ「ぜひ若い力を借りたい」という依頼から活動が始まり、これまで小坂町の名産品である「えごま油」のパッケージをリニューアルして名古屋の百貨店イベントに出店したり、小坂町の魅力を紹介するためのイベント出展をしたりしてきました。本フォーラムにおいても、その活動の一環として、小坂町の名所や、えごま油について紹介。また来場者に子どもが多いことを予想して、お絵描きのワークショップやクイズを用意しました。「社会人、高校生、小学生など年代によって興味を持つポイントが違うため、それぞれに合わせた内容になるよう心掛けました」と学生たちが話すように、ときに熱心に小坂町の社会課題について話し、ときに子どもと一緒に笑いながらクイズ形式で名所を紹介するといった工夫が良かったようで、多様な年代の方に訪れていただけました。

 「TUTTIチーム」は、「人権を守る・利用者主体・地域生活の実現・いきいきと働く・地域拠点としての役割の充実」といった、社会福祉法人TUTTIが掲げるテーマについての紹介からスタートする展示を用意。同法人は名古屋市名東区でさまざまな障がいがある方の就労支援をしており、製造しているハーブカレーの販売金額が、就労支援施設で働く方々の賃金につながっていきます。そのハーブカレーは「TUTTIチーム」のメンバーがハーブの選別にも関わった製品であり、ブースにもカレーの紹介コーナーを設置。ハーブの効能や、自家栽培であること、さらには実際に自分たちがTUTTIの方々と触れ合った経験談を伝えるなど、さまざまな角度からTUTTIやハーブカレーに興味をもってもらうよう心掛けていました。

 社会人から、将来世代である子どもたちまで、幅広い世代が訪れた今回のフォーラム。学生たちは来場者に合わせた工夫が必要だと考え事前に準備を徹底し、さらにその場その方に合わせて説明内容や話し方を考えていった姿が印象的でした。