交流
2025年09月04日
ちょこっとボランティア講座 一般社団法人JUNTOS
2025年度 地域・ボランティア活動 展示会・講演会・発表会

2025年5月21日(水)星が丘キャンパス コミュニティ・コラボレーションセンター
豊田市の保見団地で活動を知り、
ボランティアに対する心構えや意識を学びました。
愛知淑徳大学のコミュニティ・コラボレーションセンター(CCC)は、学生たちに向けて、ボランティア活動の紹介や、地域貢献活動を目的とした学生団体の発足・継続を支援しながら、学生一人ひとりの自主性や社会性を育んでいます。
CCCでは「ちょこっとボランティア講座リレー」と題して、ボランティアや社会貢献について理解が深まるように、ボランティア活動や学習支援活動などに関わるさまざまな方からお話を伺う講演会を開催し、2025年5月21日(水)には一般社団法人JUNTOSの代表理事である吉村さんをお招きし、豊田市保見団地で外国にルーツのある子どもたちへの学習支援や居場所づくりから、子どもたちをきっかけとした地域づくりに従事する活動内容やボランティア活動での心構えなどをお話ししていただきました。
吉村さんは冒頭で自分がボランティアに関わるきっかけとなった学生時代の思い出を振り返りました。大学の中で「外国人ばかりで治安が悪いらしい」という保見団地に対してのネガティブな噂をよく耳にしていた吉村さんでしたが、ボランティアを通じて実際に保見団地で暮らす外国の方と接してみるととても明るく親切で、あたたかい雰囲気を感じたそう。それをきっかけに団地内の様々な活動に関わるようになり、そこで出会った同じ気持ちを持った仲間と一緒に2021年4月に学生団体JUNTOSを立ち上げました。
以降、吉村さんたちは、子どもたちに勉強を教えたり、地域のイベントを企画運営したりして保見団地における地域づくりをおこなっています。さらに豊田市内の「多文化共生」に関わる団体を紹介するハンドブックの制作業務を市から受託するなど、行政とも連携しながら、活動の継続を実現させているという話に学生たちは真剣に耳を傾けていました。
最後に吉村さんは「自分たちが支えてあげるという考えではなく、みんなで一緒に考えることを大切にしています。子どもたちにとって大学生は、家族や友達、先生とは少し違ったななめの関係です。何でも気軽に話すことができる、そういう場がとても大切だと思います」と話され、「学生時代は、ぜひ興味のあるところへ実際に足を運んで自分の目で見て感じてください」と伝えてくれました。