交流

2025年09月22日

ちょこっとボランティア講座 特定非営利活動法人じゃんぐるじむ

2025年7月11日(金)長久手キャンパス CCC

学生と地域をつなぐ「ちょこっとボランティア講座」を開催。
障がいのある子どもたちの心について
想像や理解を深めるきっかけとなりました。

 本学のコミュニティ・コラボレーションセンター(以下、CCC)は、学生にボランティア活動を紹介し、学生と地域をつなぐ役割を担っています。2025年7月11日(金)には、特定非営利活動法人じゃんぐるじむ理事長の竹内由美子様、岡田美穂様が来校し、障がいのある子どもたちや、その子どもたちを取り巻く環境についてお話ししてくださいました。

 まず、「障がいとは...」について、竹内さんは「体や脳のどこかがうまく働かず、普通に暮らしていく中で不便なことや、苦手なことがでてくることです」と説明。中には見た目ではわからない場合もあり、「発達障がい」に括られる中には「自閉症スペクトラム障がい」「注意欠如多動性障がい(ADHD)」「学習障がい(LD)」があると話し、学生たちは熱心に耳を傾けていました。また、「発達障がい」は、何かを感じたり、体を動かしたりするときの脳の働きに関わる生まれつきの障がいであることを説明し、本人にとって困難なことがある一方で、「音楽や絵の才能がある」「記憶力がいい」など、ずば抜けた能力を持っている場合があることも話してくださいました。

 竹内さん、岡田さんともに、障がいのある実子を育ててきた経験をもとにした話であるため、それぞれの学生たちの心には、確実に響くものがありました。また、講座の中で、障がいのある子どもが手がけた絵本「ぼくの世界」を紹介。その絵本に書かれた、障がいのある子どもの目線で見たり感じたりする世界を知ることで、障がいのある子どもの心について理解を深めるのにきっと役立つことと思います。


特定非営利活動法人 じゃんぐるじむ
理事長 竹内由美子さん

 この場に来て、話を聞いてくれた学生さんたちの中には、普段から「じゃんぐるじむ」や障がいのある子どもたちを支えてくれている方もたくさんいました。皆さん、とても勉強熱心で、真剣に話を聞いてくれている様子が伝わり、うれしく思っています。将来、福祉の道に進む学生さんもそうでない学生さんも、今日をきっかけに、「福祉」について立ち返り、障がいのある子どもたちについて考えを深めてもらえるような機会になれば幸いです。