追究

2017年08月09日

交流文化学会×CCC共催イベント 奥三河山間地域の魅力発見☆設楽町

交流文化学会×CCC共催イベント 奥三河山間地域の魅力発見☆設楽町

2017年5月28日(日) 愛知県設楽町各所

地域活性化をめざす取り組みを学ぶ、
実地体験イベントが開催されました。

 さわやかな春の日差しに包まれた5月28日(日)、交流文化学会とコミュニティ・コラボレーションセンター(CCC)共催の学外研修「奥三河山間地域の魅力発見☆設楽町」が開催されました。交流文化学部の学生スタッフから成る交流文化学会は、学内でのイベント開催の企画・運営はもちろん、星ヶ丘のまちの活性化をめざした活動など、学外での取り組みも積極的に実施しています。また、CCCは学生の地域貢献活動を支援する学修サポート機関で、学生団体の立ち上げやボランティア活動の紹介などをおこなっています。この両者のコラボレーションによって実現したのが今回の「奥三河山間地域の魅力発見☆設楽町」。CCCのサポートを受ける学生団体「きらきら☆したら」が、長年、愛知県設楽町の地域活性化に向けた活動を続けていることから、今回は設楽町を訪れ、地元の方々からお話を聞くことで、少子高齢化の現状や課題解決に向けた取り組みなどの理解を深めることを目的に実施されました。

交流文化学会×CCC共催イベント 奥三河山間地域の魅力発見☆設楽町

交流文化学会×CCC共催イベント 奥三河山間地域の魅力発見☆設楽町

 最初に訪れたのは「木と革のaoyama」。木と革を使ったお皿やかばんなど、日常使いができる小物を制作・販売している設楽町の工房です。こちらのワークショップスペースを利用し、設楽町の職員が観光地やお祭りなどの文化、人口区分などについて解説。その後課題となっている人口減少の問題について言及し、移住者を受け入れるために助成制度を整えたり、設楽町の中学高校生が地元で働きやすくするために高校で就職説明会を開催したり、多岐にわたる取り組みを実施していることを伝えました。その後、学生たちは工房のオーナー、青山夫妻による木と革のワークショップに参加。青山夫妻は地元出身で、東京で生活をしていたUターン者。そんな青山さんの自然を生かした「なりわい」を体験させていただきました。学生たちは、設楽町の木でできたパーツの形を紙やすりで整え、革に好きな言葉を型押しし、オリジナルのキーホルダーを作成しました。

交流文化学会×CCC共催イベント 奥三河山間地域の魅力発見☆設楽町

交流文化学会×CCC共催イベント 奥三河山間地域の魅力発見☆設楽町

 その後、道の駅である「あぐりステーションなぐら」に立ち寄り、設楽町の特産である野菜を買い込んでピザ作りができる「バンジャール駒ヶ原」へ。甘みが特徴のルネッサンストマトや新鮮な水菜などの食材を一口大に切り分け、学生たちは思い思いにピザをデコレーション。ピザ窯で焼き上げ、さわやかな風が吹き抜ける中、設楽町の恵みを味わいました。お腹が満たされた後は、段戸牛の飼育現場を見学。この土地ならではの緑豊かな大自然を活かした産業についても理解を深めました。設楽町の現状を理解した今回の企画は、その土地を知り、好きになる契機になって、次の課題解決を親身に考えるステップにつながっていきます。