追究

2017年10月04日

英文学科生のためのエアライン講座

英文学科生のためのエアライン講座

2017年6月13日(火) 長久手キャンパス 332教室

機内アナウンスやドリンクサービスなど、
キャビンアテンダントの任務を疑似体験できる
特別講座を開催しました。

 愛知淑徳大学の英文学科では、毎年多くの学生を航空業界に送り出しています。その伝統を継承するために「航空業界で働きたい!」と夢見る学生に向けて、学科独自のエアライン講座を定期開催しています。
 6月13日(火)、長久手キャンパスでおこなわれたエアライン講座は、本学のOGであり、全日本空輸でキャビンアテンダントとして勤務された経験を持つ嘉悦祐子先生が講師を務めました。最初はキャビンアテンダントとして重要な任務である「保安要員」としての仕事にフューチャー。嘉悦先生は非常時に航空機のドアから客席を安全に誘導するシーンを教室内で再現し、その様子を学生たちに伝えました。またドアの開け方も、通常時、非常時、着水時とそれぞれ手順が違うこと、避難時に誘導を手伝ってもらう「支援者」の選び方、さらに緊急装備品にはどのようなものがあるのかを動画で紹介しました。

英文学科生のためのエアライン講座

英文学科生のためのエアライン講座

 次に「サービス要員」としての任務をテーマに、「機内アナウンス」と「ドリンクサービス」について解説しました。機内アナウンスは、配布されたプリントに沿って学生たちが実演に挑戦。キャビンアテンダントがしているスカーフを首に巻き、緊張しながらも「Ladies and gentlemen」から始まるセリフをマイク片手に読み上げました。ドリンクサービスも、ワゴンを使って学生たちが実践練習。乗客役の学生にお茶かオレンジジュースを勧めますが、紙コップをトレーの上にキレイに並べるところから早くも苦戦。「航空機の中は揺れることもあるので、ドリンクをこぼさないようスマートに提供するのは、思っているよりも難しいんですよ」という嘉悦先生の言葉に、そのシーンを想像しながら何度も頷いていました。
 普段は知ることができない、キャビンアテンダントの仕事の裏側を垣間見ることができた今回の講座。学生たちにとって仕事への憧れをさらに強めるのと同時に、その仕事のやりがいや奥深さを実感する素晴らしい機会になりました。