追究

2017年08月22日

ぼらマッチ!なごや

ぼらマッチ!なごや

平成29年6月24日(土)愛知学院大学 名城公園キャンパス

ボランティア活動を広げるイベントで、学生たちが活躍。
人と人が支え合うことの尊さを学びました。

 地域貢献活動や学生の自主活動を支援するコミュニティ・コラボレーションセンター(CCC)には、年間延べ15,000人を超える学生が訪れています。学外の人々と国際交流・協力、子ども、福祉、環境、まちづくりなどの多様な分野で協働・交流し、学生たちは社会の課題解決に挑むための柔軟な思考力や行動力、異なる意見を持つ人と対話する力などを伸ばしています。その経験を地域のさまざまな人と共有し、活動の幅を広げていくために、毎年、「ぼらマッチ!なごや」に多くの学生が参加しています。このイベントは名古屋市と名古屋市社会福祉協議会が主催し、"ボランティアをしたい人"と"ボランティアを必要としている団体"が出会い、新たな一歩につなげることを目的としています。2014年から始まり、今年で5回目。ボランティアの魅力を伝えるトークセッション「ぼらトーーーク!」をはじめ、34団体の活動相談・面談、さまざまなボランティア講座などがおこなわれました。

ぼらマッチ!なごや

ぼらマッチ!なごや

 その中で愛知淑徳大学は今回も、学生団体やボランティアに興味のある学生がCCCを通して参加し、ボランティア講座「私の行動が未来をつくる。~ジブンゴトとして考えよう~」の企画・運営に取り組みました。学生たちはファシリテーターを務め、「防災」に関するワークショップを実施。参加者が少人数のグループに分かれ、災害時に自分たちができること・できないことをディスカッションしました。その上で、被災地でのボランティア活動に取り組んだ方々による講演会を実施。「ボランティア活動に欠かせないのは体力」、「現場では常に柔軟に考え、臨機応変に動こう」、「被災者だけでなく、他のボランティアにも心を配ろう」など、経験に基づく教訓が伝えられ、参加者の皆さんは真剣な表情で聞き入っていました。
 また、会場に設けられたカフェコーナーでは、本学の学生たちがサポートスタッフとして活動。ハーブティーなどを提供しながら来場者の皆さんとのコミュニケーションを楽しみました。

 CCCを活用して地域へ、世界へと飛び出し、さまざまな人との出会いや新たな挑戦を重ねながら、学生たちは人として大きく成長しています。この「ぼらマッチ!なごや」でも地域の人との交流を深め、次の活動に対する熱意を燃やしていました。ボランティア活動・地域貢献活動に対する学生たち一人ひとりの一歩が、社会をよりよい方向へと動かしていくことでしょう。

参加した学生たちの声

ボランティア講座の企画・運営スタッフ

ぼらマッチ!なごや

 私たちはCCCからの紹介で講座の企画・運営に携わりました。「防災」について、1時間という限られた時間でいかに分かりやすく伝えるか、話し合いを重ねて企画を詰めていきました。当日のワークショップでは、参加者の皆さんが活発に意見交換し、災害時にとるべき行動に関する議論が深まったと思います。今回の活動を通して手ごたえを感じた一方で、しっかりと時間の管理をしなければいけないこと、進行をもっとスムーズにすることなど、課題も見つかりました。9月にはトヨタ自動車のボランティアサークルと協力して今回と同様の講座を実施する予定です。反省を活かし、内容をブラッシュアップしていきます。

カフェコーナーのサポートスタッフ

ぼらマッチ!なごや

ぼらマッチ!なごや

 「ぼらマッチ!なごや」では他のボランティア団体の方々と交流でき、どのような考え方で活動しているのか、大切にしていることは何かなど、多くのものを吸収できます。今回、私たちがサポートしたカフェコーナーは、休憩スペースとして開放されていました。さまざまな人との交流を楽しむことができ、地域の方々との新しいつながりも生まれたと思います。「もっといろんな地域貢献活動に参加したい!」「イベントの企画にもチャレンジしたい!」とモチベーションがさらに高まりました。