追究

2025年04月16日

創造表現学部 メディアプロデュース専攻 タテ型動画撮影のワークショップ

2025年2月27日(火)長久手キャンパス712教室

「DJI Osmo Pocket 3」を活用し、
SNS用タテ型動画の
撮影・編集ワークショップを開催しました。

 メディアプロデュース専攻は、デジタル化によって多様化するメディアの特性を理解し、社会に対し適切な情報発信ができる人材育成をめざしています。デザイン、写真などのジャンルをより深く掘り下げ、知識と表現を積み上げることが、メディア業界で活躍できるエキスパートになるポイントです。今回、そんなメディアの中でも「映像」に焦点を当て、InstagramなどのSNS用タテ型動画をポケットカメラ「DJI Osmo Pocket 3(以下、オズモ)」で撮影・編集するワークショップを開催しました。
 集まったのはVLOGや広報に関心のある学生たち。最初にイントロダクションとして講師である荒川先生の自己紹介からスタート。その後、オズモの基本仕様と特徴を紹介していただきました。オズモはスマートフォンにはない高性能なジンバルを備え、一眼レフにも負けない高画質で撮影できるのがポイント。本格的なジンバルのように煩雑な調整作業も必要なく、電源を入れたらすぐに撮影できるスピード感が魅力です。また、荒川先生はタテ型の動画の可能性にも言及しました。テレビなどはワイド画面が主流になっていますが、画角的に両端が無駄になってしまう短所を指摘。高予算の映画などには向いていますが、日常使いの点においては使いにくいかもしれないと教えていただきました。一方、人物中心の動画においては、タテ型動画のメリットを生かせます。特に風景などで高さや奥行きを表現したい場合に向いているとのことです。

 各テーブルにオズモが配られると学生たちは興味津々。実際に操作してみて使い方を把握していきます。その後、荒川先生から学生たちにどのような動画撮影に興味があるのかをヒアリング。学生たちの目的別に2グループに分け、教室を出て撮影に向かいます。

 テーマは「30秒の動画作品をつくる」です。1グループは本学の気になるスポットをセリフ中心に紹介。2グループはメンバーそれぞれの興味のあることを7秒ずつ撮影し、最後に編集で合わせていくというミッションを提示しました。1グループは何を撮影するのかを打ち合わせした後、タテ型が生かせる校舎の外観やエスカレーターを効果的に撮影。2グループもタテ型を生かせる奥行きのある絵や1号棟の壁画などを次々と撮影していきます。

 撮影が終わったら動画をパソコンに取り込み、AdobeのPremiereで編集。学生たちは日頃からPremiereを利用しているため、慣れた様子で操作し、動画を編集していきます。最後に編集した動画を全員で視聴。先生からは「タテ型動画の特徴を生かした撮影ができていますね。今回学んだ技術を使って本学の良さをショート動画などで発信してほしいです」とお言葉をいただきました。

 ワークショップに参加した学生たちは「普段から趣味で動画を撮影していますが、タテ型を意識して撮ったことがなかったので新鮮でした」、「オズモは気になっていた製品だったので今回、実際に触ることができ、VLOGに使えそうだと思いました」、「オズモは小型で軽く、持ち運びに便利!」など、さまざまな感想を述べてくれました。