追究

2017年08月25日

第3回 教志会 総会

第3回 教志会 総会

平成29年8月5日(土) 星が丘キャンパス5号館55A教室、交流ラウンジEAST

教員をめざす学生と、教員として活躍する卒業生。
互いの志を高め合う、有意義な時間になりました。

 理念「違いを共に生きる」のもと、愛知淑徳大学は共生社会の実現に貢献できる人間性豊かな教員の養成をめざしています。これまでに小学校、中学校、高等学校、特別支援学校などの教育現場へ1000人以上の卒業生を教員として送り出しました。2015年には、教員をめざす学生と教員として活躍する卒業生をつなぐコミュニティー「教育に志す者の会(教志会)」が発足。「教員になれるように」「教員を続けていけるように」という目標を掲げ、在学生と卒業生が互いに学び合い、支え合える研究会・講演会などを実施しています。

第3回 教志会 総会

第3回 教志会 総会

 8月5日(土)には「第3回 教志会 総会」が星が丘キャンパスで開催されました。司会進行を務めたのは、教志会学生部会の学生たち。彼らは会場準備や受付などの運営でも力を発揮していました。会場には教職に就くさまざまな年代の卒業生約25人、教職課程を履修する在学生約40人が集結。総会では平成29年度の教志会役員や教志会事業計画などが審議され、満場一致で承認されました。

第3回 教志会 総会

第3回 教志会 総会

 続いて、教志会会長である星有子先生の講演会がおこなわれました。演題は「教員生活を振り返って ―学んだこと、楽しかったこと―」。星先生は文学部英文学科を卒業後、中学校の英語教員として教壇に25年間立ち続け、愛知県教育委員会で指導主事として後進の育成にも力を注がれました。現在は愛知県内の公立小学校で校長を務めています。講演会では、学校教育の変化、特色ある学校づくり、そしてご自身の教員生活について語られました。「20代は部活の顧問としての活動に熱中、30代は授業力の向上に努め、40代は生徒指導の経験を積み重ね、50代は教育委員会で後輩を育てることにも携わりました。教員という仕事は続ければ続けるほど味わい深い。子どもたちや教員仲間、保護者の方々など、多くの出会いが成長の原動力でした」と星先生。後輩である在学生・卒業生に向けて「『学習』と『挑戦』と『謙虚さ』を大切にして、教員の道を進んでください」とメッセージを送られました。

第3回 教志会 総会

第3回 教志会 総会

 総会の締めくくりとしておこなわれたのが、在学生・卒業生や本学教員が自由に歓談した情報交換会。教員に必要な力を磨くことができる地域でのボランティア活動、教員採用試験対策の効果的な進め方など、卒業生は自身の体験を交えて在学生にアドバイスしていました。また、卒業生同士が授業や生徒指導のよりよい方法を話し合う姿も見られ、参加した一人ひとりにとって有意義な時間になったようです。
 教志会は今後も、教員養成特別講座をはじめとする教師力養成講座などを開催し、「教職への志」を持つ在学生・卒業生を支えていきます。愛知淑徳大学から学校現場へと羽ばたく教員が、子どもたちの個性を伸ばし、輝く未来へと導くでしょう。