2017年7月11日（火） 星が丘キャンパス55A教室

社会の第一線で活躍する企業人に、
社会人としての心得を学ぶ講演会が開催されました。

　7月11日（火）、星が丘キャンパスでビジネス学部主催の講演会が開催されました。ご登壇いただいたのは、繊維の専門商社・豊島株式会社の人事部長を務めている近藤裕幸様。「企業が求める人材像」をテーマに、22年間営業として働かれたご自身の経験談を交えながら、ビジネス学部の学生たちに社会人として活躍するためのノウハウを伝えました。

　まずは「学生と社会人の違い」や「働くことの意味」を考えるワークを実施。学生たちが自らの意見を発表し、社会人としての心得を会場が一体となって考えていきました。その後は「マズローの欲求5段階説」を紹介し、もっとも高次とされる欲求である「自己実現欲求」の大切さを述べられ、「なりたい自分になる、こういう仕事をしてみたいという欲求がクリアに見えている人は、とても優秀だと思います。"自分はどうなりたいか"を考え、見つけることが就職活動の肝になるので、今から時間をかけて自分の価値観や想いに向き合ってみましょう」とメッセージされました。さらに、「最後までやりきる力の大切さ」や「先輩のモノマネをすることで、仕事を覚えると成長が早いこと」など、社会人として成長するためのヒントを学生たちに提示されました。後半は、豊島株式会社の仕事について解説。仕入先と販売先を結ぶのが商社だと説明し、ビジネスを創り出しながら、モノ・サービス・情報・仕組みを提供することのおもしろさを伝えていきました。
　人事担当者として会社の採用活動の最前線に立つ社会人の方から直接お話を聞く、貴重な機会となった今回の講演会。ビジネスを学ぶ学生たちにとって、自身のキャリアを考えるきっかけとなったことでしょう。