追究

2017年11月13日

ANAエアラインスクール講座

ANAエアラインスクール講座

2017年8月~9月 星が丘キャンパス・中部国際空港

航空業界の仕事に迫る特別講座を実施。
空港内での実地訓練など
体験的におもてなしについて学びました。

 2017年8月~9月、本学の学生を対象に、ANAエアラインスクールによる学内講座が開催されました。この講座は本学とANAビジネスソリューション株式会社が教育連携協定を結んだことを契機に実施されている、全学部向けの特別講座です。おもてなしの基礎や社会人基礎力を学ぶ「学内講座」、ANA中部空港での「空港実務体験」の2部から成り、学生たちはANAの現役キャビンアテンダント講師やグランドスタッフ講師から美しい所作や心地よい接遇の方法などを修得しました。

ANAエアラインスクール講座

ANAエアラインスクール講座

 学内講座ではお辞儀の方法や椅子への座り方など、実践を踏まえながらサービス業界で活用できるスキルを習得。1日目は身だしなみなど接遇の基礎を習得し、2日目は自己分析など自身の内面を見つめる授業、3日目は就職活動を見据えた実践編、4日目・5日目はキャビンアテンダントやグランドスタッフの仕事についてより専門的な知識を学びました。講師を務めた二ノ宮恵子さんは「お客様に"ありがとうございます"や"いってらっしゃいませ"などの気持ちを所作に込めてお伝えするには、相手の目を見て、ていねいに動くことが大切です。笑顔は忘れずに、常に相手の方の気持ちを考えて行動するようにしましょう」と、アドバイスを送りました。

ANAエアラインスクール講座

ANAエアラインスクール講座

 また、後半の空港実務体験は3日間に渡って実施され、グランドスタッフの仕事を実践的に学びました。プログラムは空港の施設見学からはじまり、カウンターで手荷物受託のロールプレイをしたり、ゲートでお客様を案内するシミュレーションをしたり、多くの実践練習が盛り込まれ、さらに現役のグランドスタッフからの直接指導を受けるなど、この講座でしか体験できない貴重な学びが得られました。
 交流文化学部ではこの教育連携協定を活かして羽田空港での施設見学・職場訪問をおこなうなど、航空業界を知ることができる数々の講座を企画・実施しています。これからも、交流文化学部をはじめ、全学をあげて学生たちに多くの実践的な学修の機会を提供し続けていきます。

講師 二ノ宮恵子さん

ANAエアラインスクール講座

 愛知淑徳大学の文学部を卒業し、現在はフライト業務をおこないながら、ANAエアラインスクールの講師を務めています。講座を通じて学生のみなさんに感じ取ってもらいたいのは、おもてなしのすばらしさ。エアライン業界や社会に出てからだけでなく、気持ちの込もった所作は日常生活でも活かすことができます。それに、感謝の気持ちや心配りを目に見える形で表現することができる"一生ものの教養"です。夢や希望にあふれる後輩のみなさんに、直接指導できることはわたしにとっても、とても幸せなことです。ぜひ、自分の目標に向かって、全力で突き進んでいってほしいと願っています。

受講者コメント

交流文化学部 交流文化学科 3年 小林 梨琴さん

ANAエアラインスクール講座

 もともと観光分野に興味があり、ホテル業界やエアライン業界を進路先として考えていました。交流文化学部を選んだのも、観光分野について幅広く学ぶことで、自分のやりたいことが明確になると期待したからです。これまでもフィールドスタディという授業で羽田空港を訪れるなど、経験を通じて自分の視野を広げてきました。今回の講座では講師の方々や空港で出会ったスタッフの方々とかかわる中で、「おもてなしは特別なことではなく、ふだんの生活からていねいに人と接することの積み重ねなのだ」と感じています。この講座で得た気づきを胸に、これからは今まで以上にていねいで心のこもった振る舞いを心がけていきます。

文学部 英文学科 2年 中村 一輝さん

ANAエアラインスクール講座

 女性の職場というイメージが強い航空業界で、男性はいかに活躍することができるだろう。そんな疑問があり、実際に現場を知ることできるANAエアラインスクール学内講座に入学前から興味を持っていました。今回、念願かなっての参加でしたが、見るものすべてが新鮮で、刺激的! 自分の知らない世界を体験することができ、お客様の命を預かりながら最高のおもてなしをするキャビンアテンダントやグランドスタッフの仕事に、ますますあこがれを抱きました。この講座をきっかけにもっとエアライン業界のことについて学び、自分の可能性を広げていきたいと思います。今は、そんな前向きな気持ちであふれています。