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2018年01月23日

第12回 愛知淑徳大学 中国語スピーチコンテスト

第12回 愛知淑徳大学 中国語スピーチコンテスト

2017年11月22日(水)星が丘キャンパス

社会で役立つ「チャレンジ精神」と「発言力」を養い、
中国語学習の「実績」となるスピーチコンテストを開催。

 11月22日(水)、今回で第12回を迎える「愛知淑徳大学 中国語スピーチコンテスト」が星が丘キャンパスで開催されました。毎年行われるこの大会は、交流文化学部の学生を中心に学びの「目標」となっています。大会規模も予選選考を行うほどとなり、影響力の大きさが伺えます。大会は、馮富榮先生による開会の辞からスタート。名古屋中華人民共和国総領事館の黄麗芳領事に来賓としてご参加いただき、3名の先生方が審査員を務めました。

学生たちが「努力の成果」を堂々と披露

 「朗読の部」に挑むのは、3名の学生。「小さなアヒル(小小鸭子)」という課題文章を読み上げました。身振り手振りを交えながら、どの学生も笑顔で堂々と発表。会場からは大きな拍手が起こりました。

第12回 愛知淑徳大学 中国語スピーチコンテスト

第12回 愛知淑徳大学 中国語スピーチコンテスト

 「スピーチの部」では、9名の学生がそれぞれ、語学経験や自身の印象に残った思い出などを中国語で伝えました。学生たちが自ら考えた原稿の内容は、どれもオリジナリティ溢れるもの。その様子に、審査員の先生方も聞き入っていました。

第12回 愛知淑徳大学 中国語スピーチコンテスト

第12回 愛知淑徳大学 中国語スピーチコンテスト

 審査の集計中は、中国語学習の魅力を伝える様々なプログラムが催されました。先輩による中国語学習の話や留学の経験談など、学生たちも興味津々。今後の学習への良いアドバイスとなりました。次に、中国語を学んでいる1年生が中国語寸劇や中国語歌を披露。会場をおおいに盛り上げました。

第12回 愛知淑徳大学 中国語スピーチコンテスト

第12回 愛知淑徳大学 中国語スピーチコンテスト

 ついに、審査結果の発表の時。総領事賞に選ばれたのは、立木美帆さんです。北京留学での中国人の学生との触れあいや、日中の友好関係への思いを流暢に語り、見事に審査員の心を掴みました。そして「朗読の部」の優秀賞は横井愛美さん、「スピーチの部」の最優秀賞は鈴木理衣名さん、優秀賞は織田優佳さんとなりました。
 世界の中でも中国は発展を続け、ますます中国語の能力が求められる時代。本学で中国語を習得した学生たちには、グローバルな活躍が期待されます。このスピーチコンテストは、中国語学習においての重要な役割として「伝統」となっていくことでしょう。

《総領事賞》交流文化学部 交流文化学科 3年 立木美帆さん

第12回 愛知淑徳大学 中国語スピーチコンテスト

 1年生で初めて「第10回 愛知淑徳大学 中国語スピーチコンテスト」に出場した際にスピーチの部で優秀賞をいただき、それが北京留学への決意にもなりました。留学中も現地で大会に出場。中国の大会は種目も様々で、私は「漫才」の部で優秀賞を受賞することができました。大会出場を通し、「努力を続ければ成果が出る」ということを実感。留学を終え、「自分の能力をもう一度確かめたい」という思いで、今回のコンテストに参加しました。 
 先生や中国人留学生と発音練習をしたり、家でも鏡を見ながら笑顔でスピーチができるよう練習。留学で毎日中国語しか飛び交わない生活をしていたおかげで、リスニングにも自信がつきました。これまでチャレンジしてきた経験を活かしながら、留学で培った力も衰えないよう、中国語学習を続けていこうと思います

《朗読の部 優秀賞》交流文化学部 交流文化学科 1年 横井愛美さん

第12回 愛知淑徳大学 中国語スピーチコンテスト

 大学の授業で中国語を学ぶうち、その面白さに気づきました。10月には愛知県のスピーチコンテストで第2位をいただくことができ、自分に自信が持てるようになりました。もっと中国語の力を伸ばしたいという思いから、今回のコンテストにも出場を決めました。授業が始まる前の朝の時間や、授業後に先生と練習。昼休みには中国人留学生にもアドバイスをもらい、発音練習をしました。先生と留学生、それぞれ違う視点でアドバイスをいただくことで、多角的に自分の中国語を見直すことにつながったと思います。今後は、朗読だけではなくスピーチでもしっかり話せること、中国語検定HSKの6級をとることを目指しています。また、中国留学もしたいと考えているので、大学での学びを留学で活かし、視野を広げていきたいです。

《スピーチの部 最優秀賞》交流文化学部 交流文化学科 2年 鈴木理衣名さん

第12回 愛知淑徳大学 中国語スピーチコンテスト

 今年、前期に北京留学を経験しました。現地では毎日中国語を聞いていたおかげで、すっかり耳が慣れたと感じています。後期に日本に戻ってから、授業で初めての内容でもすぐに理解できたりと、留学の経験がとても役立ちました。今回のコンテストへエントリーしたきっかけは、先生からの「学内のコンテストに参加してみてはどうか」というご助言。私自身、「2年の後期で何か結果を残したい」という思いがあったため、挑戦することを決意しました。中国語の「声調」の練習を繰り返し、「スピーチ中国語」の先生に発音や感情の入れ方を指導していただきました。コンテストを終え、今の目標は2年生のうちに中国語検定HSKの5級をとること。さらに、3年生では6級にチャレンジしたいです。

外国語教育部門 中国語教育主任 馮富榮先生からのメッセージ

第12回 愛知淑徳大学 中国語スピーチコンテスト

 本日の学生たちの姿を見て、まずは「すばらしい」の一言です。日頃の練習の成果をひしひしと感じました。大会にあたり、教員の皆様には非常に献身的な指導をしていただき、感謝申し上げます。学生たちには、本学の中国語スピーチコンテストに限らず他の大会にも挑戦するなど、もう一歩先へ踏み出すきっかけになってほしいと思います。後輩たちも、先輩の背中を見て勇気を持てるはず。「自分もこのステージに立ちたい」という糧になることを望みます。先輩から後輩へ、そしてまた次の世代へ。こうして、学びは脈々と受け継がれていきます。