平成29年12月19日（火）長久手キャンパス

学生ならではのアイデアで、オブラートに新たな可能性を見出しました。

　12 月19日（火）、メディアプロデュース学部※の富樫ゼミが産学協同プロジェクトプランの発表会をおこないました。この発表会の主旨は、愛知県新城市にある瀧川オブラート株式会社様に向けて、オブラートを使った新商品企画を提案すること。そして瀧川オブラート株式会社様が販売するオブラートに可食インクでイラストをプリントした「デコステッカー」を拡販するためのプロモーション戦略を提案することです。当日は瀧川オブラート株式会社代表取締役社長 瀧川紀幸様とアドバイザーの大槻様にご参加いただきました。

　発表会は前半が新商品企画提案（2グループ）、後半がプロモーション戦略提案（2グループ）の構成で進行しました。新商品企画では「オブラートで働く女性をラクにする」をビジョンに掲げ、ダシの味がついたオブラート「ダシート」を提案。料理の手間が省けるだけでなく、料理のバリエーションも増え、子どもの食育促進、廃棄物削減にもつながると主張しました。

　また、もう1つのグループは「美容」に焦点を当て、オブラートで作った美容パック「溶けらーとパック」、シミやそばかすを隠せる「隠シート」を提案。瀧川紀幸社長は「隠シートに特に独自性を感じる。化粧品メーカーと共同で開発できそう」と好感触でした。

　新商品企画提案の次は、プロモーション戦略提案。1つめのグループは「デコステッカー」を弁当男子に向けて発信し、簡単なデコレーションの方法やレシピ、弁当箱をパッケージで提案していくというもの。

　もう1つのグループは「デコステッカー」を広めるためにカフェを開き、情報発信の基点にするという案。瀧川社長はカフェに興味を示されたようで「カフェで新商品を販売してもいい。実現に向けて具体的に動きたい」と前向き。大槻様も「学祭などで試験的にやってみるのもおもしろい」とアドバイスをしていただきました。
　最後に瀧川社長は「非常に楽しいプレゼンテーションだった。想定外の提案もあり、次の商品の種になるものもあった」と総評されました。また富樫佳織先生からは「次のフェーズとして、カフェのネーミングやロゴを提案したい」とこれからのアクションを報告しました。
学生のアイデアを活かした産学協同の実現に向けて、今後の富樫ゼミの動向に要注目です。

※メディアプロデュース学部は、2016年より創造表現学部に名称変更