追究

2018年08月30日

建築・インテリアデザイン専攻×子ども福祉専攻 コラボ展「子どもと造形」

建築・インテリアデザイン専攻×子ども福祉専攻 コラボ展「子どもと造形」

2018年6月21日(木)~7月3日(火) 長久手キャンパス 8号棟5階 ミニギャラリー

「子ども」をテーマに、2つの専攻がコラボレーション。
学生が設計・施工したギャラリー空間で、展覧会を開催しました。

 建築、インテリア、都市計画、まちづくりなどを多角的に追究する、創造表現学部 創造表現学科 建築・インテリアデザイン専攻。保育・幼児教育について実践的に学び、福祉マインドも養う福祉貢献学部 福祉貢献学科 子ども福祉専攻。専門分野が異なる2専攻が、同時期に「子ども」に関する課題制作に取り組み、その作品を発表するコラボ展「子どもと造形」を開催しました。

建築・インテリアデザイン専攻×子ども福祉専攻 コラボ展「子どもと造形」

建築・インテリアデザイン専攻×子ども福祉専攻 コラボ展「子どもと造形」

 子ども福祉専攻の学生は、「色鉛筆を使ったモザイク画アート」を展示。『子どもと造形』の授業で学んだ表現(造形)の知識・技能を活かし、それぞれが自由なテーマで描きました。建築・インテリアデザイン専攻の学生は、『空間設計Ⅲ』の授業で保育園の設計課題に挑戦。子どもたちの伸びやかな成長を考えてプランを練り、図面パネルと建築模型に表しました。また、本展覧会場の設計・施工に取り組んだのも、建築・インテリアデザイン専攻の学生たち。総勢15名の有志学生が担当しました。子どもの目線や導線・視線の抜けを意識してアイデアを出し合い、座りながら作品を鑑賞できるスペースや、家をモチーフにした出入り口を設けました。展覧会に訪れた人々は、白い壁面に飾られたカラフルな作品の前に腰を下ろして、ゆっくりと鑑賞を楽しみました。

建築・インテリアデザイン専攻×子ども福祉専攻 コラボ展「子どもと造形」

建築・インテリアデザイン専攻×子ども福祉専攻 コラボ展「子どもと造形」

建築・インテリアデザイン専攻×子ども福祉専攻 コラボ展「子どもと造形」

建築・インテリアデザイン専攻×子ども福祉専攻 コラボ展「子どもと造形」

 「子ども」をテーマに、2つの専攻の学生がコラボした今回の展覧会。子どもの成長のために適した空間を考えた建築・インテリアデザイン専攻と、子どもに表現の楽しさを伝える方法を学んだ子ども福祉専攻。
 両専攻の学生たちは作品を通して、お互いの専門分野から見えてくる新たな視点に気づき、それぞれのプロジェクトや研究に活かしていくことでしょう。

参加した学生のコメント

メディアプロデュース学部 メディアプロデュース学科 都市環境デザイン専修(現:創造表現学部 創造表現学科 建築・インテリアデザイン専攻)
4年 山本 太一さん
創造表現学部 創造表現学科 建築・インテリアデザイン専攻
3年 卯月 真夜さん、片岡 達哉さん、白浜 愛海さん、服部七海さん、平井 木乃香さん、平野 哲也さん、二ツ谷 真理子さん

建築・インテリアデザイン専攻×子ども福祉専攻 コラボ展「子どもと造形」

 コラボ展「子どもと造形」の設計・施工のために、2~4年生15名がプロジェクトメンバーとして集まりました。2、3年生は、施工経験がある4年生から工具の使い方や壁の建て方などを教わりながら、作業を進めていきました。初めは難しく感じられた作業も、仲間と協力し、スムーズにできるようになりました。1週間という短い準備期間の中で、設計した空間を実際に形にすることができて、みんなで大きな達成感を分かち合っています。今後、『デザインワークショップ』の授業で建築展の会場施工をおこなうときにも、今回の経験を活かしていきたいと思います。

※東京で開催される「TOTO ギャラリー・間」の展覧会を愛知巡回展として、建築・インテリアデザイン専攻の3年生が再構築をし、会場の設計・施工・運営を行う授業

福祉貢献学部 福祉貢献学科 子ども福祉専攻
3年 小川 純里さん、松田 友佳梨さん

建築・インテリアデザイン専攻×子ども福祉専攻 コラボ展「子どもと造形」

 『子どもと造形』の授業では、子どもと一緒になって楽しめる表現技法を学び、作品制作にも取り組みます。今回は色鉛筆を使った描画について学び、モチーフや背景を区切って、色とりどりの模様を描く手法に挑戦しました。キャンバスの向きやモチーフや色使いは自由なので、それぞれの個性が表れています。お互いの作品を鑑賞して、自分にはない発想や表現について語り合うことが、子どもたちの多様性を認め、個性を伸ばす保育・教育を学ぶ機会にもなっています。先日の保育実習でも、子どもたち一人ひとりの個性に目を向けることで、作品を通じたコミュニケーションを図ることができました。今後も、さまざまな表現を学び、実践しながら、子どもたちの豊かな感性を育む保育者をめざします。