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2018年09月06日

笠寺観音商店街「笠寺納涼夏祭2018」

笠寺観音商店街「笠寺納涼夏祭2018」

2018年8月8日(水)、8月9日(木) 笠寺観音商店街(名古屋市南区)

地域の特産を活かした商品を企画・販売。
商店街の方とともにお祭りを盛り上げました。

 ビジネス学部 大塚ゼミは、ゼミの授業で身につけたマーケティングの知識とディベートで培ったコミュニケーション能力を活かして、企業や地域との連携プロジェクトに取り組んでいます。そのプロジェクトのひとつが笠寺観音商店街との連携活動です。学生たちは町の魅力を詰め込んだ商品や催しを企画し、地域の方とともに継続的に商店街を盛り上げています。2018年8月8日(水)、9日(木)に開催された「笠寺納涼夏祭2018」では、大塚ゼミの3年生が交流文化学部の石田ゼミと協力し、笠寺で採れたはちみつを使ったラスクの販売とクイズゲーム、フェイスペインティングをおこないました。

笠寺観音商店街「笠寺納涼夏祭2018」

笠寺観音商店街「笠寺納涼夏祭2018」

 お祭りで販売した「笠寺 BEE RUSK」は、笠寺の町おこしを目的に学生が商品企画から携わったおいしいお菓子。地域の方が協力して採取している「観音はちみつ」に着目し、はちみつの認知度を上げ、笠寺への興味が広がるような商品にしたいという思いを込めて発案しました。6月ごろからアイデアを出し合い、砂糖の代わりに観音はちみつを使ったラスクを企画。その後、学生たちが自ら製造元を探して交渉し、星ヶ丘のパン屋「MEISTERS BACKSTUBE KAKINUMA」とのコラボレーションを実現させました。さらにパッケージも学生たちが考案し、「ほっとする味 ほっとするまち」というキャッチコピーをつけて商品をPR。またお祭り当日は訪れた方々に試食を配って味や触感に関するアンケートも実施し、今後の商品改良に向けて意見や感想を募りました。観音はちみつの甘さを活かしたラスクに、子どもからお年寄りまで幅広い方々が興味を示し、観音はちみつにちなんだクイズラリーやフェイスペイントのブースも多くのお客さまでにぎわいました。

笠寺観音商店街「笠寺納涼夏祭2018」

笠寺観音商店街「笠寺納涼夏祭2018」

 学生たちは地域の方との交流や協働プロジェクトを通じて人々の思いや課題に触れ、解決に向けて行動することで、大学で学んだ知識を社会で役立てる実践力を鍛えています。こうして身につけた力をさらに磨き、一人ひとりの目標や夢に向かって力強く歩みを進めていくことでしょう。

学生のコメント
笠寺観音商店街との連携プロジェクト代表
ビジネス学部3年 樋口 陽菜さん

笠寺観音商店街「笠寺納涼夏祭2018」

 このプロジェクトを始めた当初は、笠寺のことをまったく知らない状態でした。しかし、イベントに参加したり、商店街の各店舗をまわってお話を聞いたり、商店街の方との交流を深めていくうちに笠寺への思いが深まっていきました。町自体はそれほど大きくありませんが、昔ながらの商店街の良さが今も生き続けている素敵な場所です。メンバーの思いをひとつに、私たちだけではなくて地域の人たちが満足できる形で、これからも商店街の活性化に貢献していきたいと考えています。