追究

2019年01月11日

言語聴覚学専攻 実習(症例)報告会

言語聴覚学専攻 実習(症例)報告会

2018年11月16日(金) 長久手キャンパス 812教室、825教室、826教室

学外実習を控えた後輩たちへ、
先輩たちが自らの経験談を語る報告会が開催されました。

 本学の健康医療科学部 言語聴覚学専攻では、聴こえとことばの障害を持つ患者さんを支援する「言語聴覚士」の育成につとめています。国家資格職である言語聴覚士には言語聴覚学をはじめ、医学や心理学、言語学などさまざまな知識が求められます。さらには学外実習が必修とされており、病院やリハビリテーションセンター、子どもの療養施設などの臨床・教育現場で、実際に検査や言語訓練を経験しながら言語聴覚士として必要な専門知識や患者さんへの接し方を学んでいきます。

言語聴覚学専攻 実習(症例)報告会

言語聴覚学専攻 実習(症例)報告会

 本学では1年次から4年次まで段階的な学修プログラムを構築し、基礎から応用まで一歩ずつ着実に言語聴覚士へと成長できる仕組みを整えています。2年次には学内にある愛知淑徳大学クリニックの協力を得て、「学内実習」を実施。その経験を踏まえて、3年次には2回の学外実習に挑戦します。1回の学外実習は約1か月から2か月の長期にわたり、実際の臨床の場で患者さんと直接触れ合う機会が多くあります。その本格的な実習をより実りのあるものにするため、先輩が後輩へと実習の内容や実習先で出会った症例について報告する「実習(実例)報告会」を長年続けています。平成30年度の実習(実例)報告会は、2018年11月16日(金)と23日(金)の2回に分かれて実施。報告では主に3年生が登壇し、実習を通じて学んだことや見つけた課題、次回の実習に対する目標などを発表。聴講者としてこの会に参加した2年生は、先輩の報告を受け、実習に対する心構えや実習先での具体的な対応などを質問し、学外実習への理解を深めていきました。

言語聴覚学専攻 実習(症例)報告会

言語聴覚学専攻 実習(症例)報告会

 会の最後にはこの日発表した登壇者が後輩たちに向け、実習に臨む際のアドバイスを送りました。「現場では円滑なコミュニケーションが大切です。ぜひアドバイザーの先生との信頼関係づくりも大切にしてください」「実習先の病院がどんな治療に力を入れているのか、どんな特徴があるのか、事前に調べて勉強しておくと、より良い実習になると思います」と実習経験者ならではの視点から後輩たちにエールを贈りました。今回の報告会を通じて実習で得られる学びや新たに気づいた課題を会場にいる全員で共有することで、言語聴覚士への成長をより確実に進めることができるでしょう。