追究

2018年12月28日

創造表現学部 メディアプロデュース基礎演習a

創造表現学部 メディアプロデュース基礎演習a

2018年11月5日(月)長久手キャンパス 712教室

企業とのコラボレーションを通じて、
大学ならではの授業の醍醐味を体感しました。

 創造表現学科メディアプロデュース専攻の松井ゼミでは、1年生を対象に「広告メディアから現代社会を考える」をテーマにした授業「メディアプロデュース基礎演a」を展開。その中で企業とコラボレーションし、フリーペーパーとラックを考える授業を全5回行いました。コラボレーションした企業は、名古屋市中村区に本社を置く株式会社ジェイトップ。物流や倉庫管理のほかにもフリーペーパーや雑誌の流通を手掛けている会社です。
 フリーペーパーとラックを考えるという企画は、ジェイトップ側から提案され、学生たちはフリーペーパーとラックの現状や課題を調査。今回は学生たちが考える理想的なフリーペーパーとラックをプレゼンテーションする最後の授業となりました。ジェイトップの松本社長ほか2名が見守るなか、4班が発表を行いました。

創造表現学部 メディアプロデュース基礎演習a

創造表現学部 メディアプロデュース基礎演習a

 プレゼンテーションでは、ガチャガチャの新作などを紹介したフリーペーパー、コンパの企画を特集したフリーペーパーなど、既成概念にとらわれない大胆なアイデアを次々と発表。ラックについても、トリックアートを使って目立たせるアイデアや、ラックそのものを人が集まる広場や公園の真ん中に設置するなど、さまざまな案が飛び出します。そのたびにジェイトップの皆さんは「学生の皆さんの発想力には驚かされます」と目を丸くしていたのが印象的でした。

創造表現学部 メディアプロデュース基礎演習a

創造表現学部 メディアプロデュース基礎演習a

 発表が終わると、松井先生はこれまでの5回を振り返り「皆さんの議論を聞いていて、良いプレゼンテーションができるくらいの力があると思ったが、その期待通りの発表になった」と評価。松本社長も「皆さんの斬新なアイデアにワクワクした」と笑顔で話してくれました。また学生たちも「企業とのコラボレーションは初体験だったので、いい勉強になった」。「フリーペーパーやラックのことは、普段は考えたことがなかった。でも、深く追求してみると、いろんな発見があり、とてもおもしろいことが分かった」と手応えを感じていた様子。
 未知の分野であっても自ら考え、課題を見つけ出し、解決のための提案をしていく。学生たちは全5回の授業を通して、単に知識を憶えるだけでない大学ならではの学びの醍醐味を体感したことでしょう。