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2019年01月17日

ビジネス学部グローバルビジネス専攻「Bilingual Internship Overseas/ Domestic」事前研修

ビジネス学部グローバルビジネス専攻「Bilingual Internship Overseas/ Domestic」事前研修

2018年度後期(全8回) 星が丘キャンパス

国内外での実務インターンシップを見据え、
グローバル時代に通用する力を磨きます。

 グローバルなビジネスの現場で活躍できる、実践力のある人材の育成に力を注ぐビジネス学部 グローバルビジネス専攻。国際経済、国際金融などを日本語と英語のバイリンガルで学修し、ビジネス英語も基礎から身につけていきます。3年次2~3月にかけては、学びの集大成である専門科目「Bilingual Internship Overseas/Bilingual Internship Domestic」にて、国内外の企業での実務インターンシップを実施。その事前研修が9月から開講されています。教員や外部講師による実社会に即した指導・サポートのもと、学生たちは英語での書類作成や適性チェック、面接対策やビジネスマナー研修などに取り組み、英語が飛び交うビジネスの現場に通用する力を養ってきました。ここでは、前半の内容についてダイジェストで紹介します。

【事前研修①】
「インターンシップ」の意義を学び、目標を明確にする。

ビジネス学部グローバルビジネス専攻「Bilingual Internship Overseas/ Domestic」事前研修

ビジネス学部グローバルビジネス専攻「Bilingual Internship Overseas/ Domestic」事前研修

 企業の採用教育戦略や組織戦略のコンサルティングをおこなう株式会社ツイング・志禮直也氏を講師にお招きし、「インターンシップ」への理解を深める特別講義が開かれました。
 日本の多くの企業はインターンシップを新卒採用の一環として位置づけ、講義・座学やグループワーク、社員との懇談会などをおこなっています。しかし、それは日本特有のもの。海外におけるインターンシップは「実務」が主流です。実際の仕事に通用する力があるのかが問われ、参加する学生にとってスキルアップの場にもなっています。志禮氏はこうしたインターンシップの現状を話した上で、「グローバルビジネス専攻の皆さんが参加するのは、“実務”が中心。グローバル・スタンダードのインターンシップです。そこで経験すること、学ぶことは貴重な財産となり、就職活動においても大きな強みになるでしょう」と説明。さらに志禮氏は「G(目標) + PDCA(計画・実行・評価・改善)」のサイクルを軸に自ら考えて行動を起こすことの大切さについても言及し、「主体的に挑戦して、実りあるインターンシップにしよう!」と学生たちにエールを送りました。
 また、この日は実践ワークとして模擬面接も実施されました。自己PRのまとめ方、相手に伝わる話し方などを意欲的に学んだ学生たち。インターンシップに向けて自分自身と向き合いながら、実務に必要な柔軟な思考力やコミュニケーション能力、主体性などを鍛えていました。

【英文カバーレター・英文レジュメの書き方】
企業に提出する書類を、自ら英語で書き上げる。

ビジネス学部グローバルビジネス専攻「Bilingual Internship Overseas/ Domestic」事前研修

ビジネス学部グローバルビジネス専攻「Bilingual Internship Overseas/ Domestic」事前研修

 「Bilingual Internship Overseas/Bilingual Internship Domestic」では、インターンシップが始まる前から学生の自主性が問われます。就職活動と同じように、学生一人ひとりが志望企業に書類を提出し、面接を経て初めてインターンシップへの参加が認められるのです。そこで最初に重要になるのが、日本では履歴書にあたる「レジュメ」と同封する「カバーレター」。学生たちは外部講師のレクチャーを受けながら、英語で書類を書き上げていきました。
 学生たちが留意していた作成のポイントは「読み手の立場になって、自分の熱意や強みがわかりやすく伝わるロジカルな英文を書くこと」。IT企業や貿易商社など、希望のインターンシップ先企業の分野や業務内容をふまえ、何をどうアピールすることが効果的なのか、学生たちは試行錯誤を重ねました。英語で志望動機や自己PRなどを書くことにより、ビジネス英語が養われるとともに、インターンシップへの目的意識がさらに高まっていました。

【英語での面接対策】
日本と海外の面接の違いを知り、的確な自己PRの方法を学ぶ。

ビジネス学部グローバルビジネス専攻「Bilingual Internship Overseas/ Domestic」事前研修

ビジネス学部グローバルビジネス専攻「Bilingual Internship Overseas/ Domestic」事前研修

 インターンシップの志望企業にレジュメとカバーレターを提出した後は、いよいよ面接です。今回、受け入れ企業としてご協力いただいた約30社はシアトル、ホーチミン、東京にあるため、面接はスカイプでおこなわれます。事前指導として、スカイプによる面接の流れ、面接に向けた準備などについて外部講師が解説。「面接で見られるのは“人柄”よりも“能力”」「個性を重視」「面接時間は15~30分と短め」といった海外の企業における面接のポイントが説明され、学生たちは「端的に自己PRすること」の大切さを学んでいました。
 また、受け入れ企業はすべてグローバル企業であるため、面接はもちろん英語です。「What are your strong points?」「How can you contribute to our company?」といった質問を投げかけ合い、面接練習に励む学生たち。自分の強みや仕事への熱意をどのように伝えたらいいのか、より的確な英語を突き詰め、表現力やコミュニケーション能力に磨きをかけていました。