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2019年01月24日

教志会教師力養成講座「教員採用試験合格体験発表会」

教志会教師力養成講座「教員採用試験合格体験発表会」

2018年11月29日(木)長久手キャンパス ミニシアター

合格を果たした12名の先輩たちが
教職を目指す後輩たちへ、
アドバイスとエールを送りました

 2018年11月29日(木)、教志会の教師力養成講座「教員採用試験合格体験発表会」が長久手キャンパスでおこなわれました。教志会は平成27年8月に発足した「教育に志す者の会」の略称。「教職を目指す在学生」と「教職に就く卒業生」をつなぐネットワークを形成し、互いに学び合う場を提供する組織です。1〜3年生の学生による学生部会が主体となり、講演会や講座を企画・運営しています。

 この日は今年の教員採用試験に合格した4年生や卒業生の中から12名を招き、教員採用試験の対策や心構えなどについて話していただきました。

 最初に合格者たちから自己紹介を兼ねた2分間スピーチがあり、その後、司会の学生スタッフから質問が続きます。「教員採用試験の勉強法は?」、「面接では何が聞かれる?」といった基本的な質問から「私学適正検査の内容と対策は?」、「特別支援学校の教員になることを選んだ理由は?」のような質問まで、その範囲は幅広く、合格者たちはそれらの質問に対し、言葉を選びながら丁寧に回答していました。

教志会教師力養成講座「教員採用試験合格体験発表会」

教志会教師力養成講座「教員採用試験合格体験発表会」

 なかでも印象的だったのは、名古屋市の教員採用試験に合格した学生のコメント。「名古屋市は他の地域と違い、集団面接で『遊園地で楽しんでいる人を表現してください』といった一風変わった質問がなされます。個人面接でも『いじめの定義とは?』のような教育の本質を問うものもあり、その対策は必要です」とのことでした。また、中学校の常勤講師をしている卒業生は「講師とはいえ、常勤となると一般の先生と同じ働き方をします。そのため勉強時間をつくることが難しく、非常に厳しい。でも、現場を知るということは何よりも重要です。その経験は教師になってから絶対に活きるので、もし教員採用試験に落ちたとしても、講師という選択肢があることも忘れないでほしい」と力強いコメントがありました。

教志会教師力養成講座「教員採用試験合格体験発表会」

教志会教師力養成講座「教員採用試験合格体験発表会」

 全体会での質疑応答の後は、分科会がスタート。合格者たちは教科や校種(国語、英語、保健体育、小学校、特別支援学校)に分かれ、学生たちからの個別質問に答えます。学生たちは面接の練習方法や教員採用試験の勉強の仕方に対し、熱心に質問しており、懸命にメモを取る学生の姿も。合格者たちは、自身が使用した参考書や手作りの面接ノートなどを学生たちに見せながら回答していました。
 この会場に集まった学生たちの中から、来年度は「合格者」として壇上に上がる学生が沢山現れることが期待されます。