追究

2019年04月16日

ビジネス学部 企業分析プロジェクトA 東海地区のエクセレントカンパニー

ビジネス学部 企業分析プロジェクトA 東海地区のエクセレントカンパニー

2019年1月11日(金) 星が丘キャンパス12A

株式会社シイエム・シイ様の財務諸表を読み解き、
現在の経営状況や未来の展望をプレゼンテーションしました。

 ビジネス学部の3、4年生を対象とした授業「企業分析プロジェクトA」は、東海地区のエクセレントカンパニーを題材に、グループワークを通じて実際の財務諸表を読み解き、現実の企業の経営実態や課題を明らかにしていく授業です。今回コラボレーションしたのは株式会社シイエム・シイ様。マーケティングを軸足に、取扱説明書の制作や広告宣伝・販売促進、従業員教育などを手がける会社です。学生たちは株式会社シイエム・シイ様の企業を訪問し、リアルな仕事の現場を理解した上で、貸借対照表や損益計算書、キャッシュフロー計算書といった財務諸表を分析。10のグループに分かれて、それぞれの班が1つずつテーマを受け持ち、1月11日(金)に企業の皆様に向けて分析結果をプレゼンテーションしました。

■10月5日(金)企業訪問の様子■

ビジネス学部 企業分析プロジェクトA 東海地区のエクセレントカンパニー

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ビジネス学部 企業分析プロジェクトA 東海地区のエクセレントカンパニー

 10のグループが発表したテーマは、「はじめに―学生から見たCMC―」「収益性」「安全性」「成長性」「生産性・効率性」「キャッシュフロー」「グループ経営・セグメント」「会社四季報」「株主還元」「まとめ・市場の評価」となっており、各班の発表をすべて聞くと株式会社シイエム・シイ様の全体的な評価がわかる構成。各班は競合他社の数値も比較したり、主な顧客であるトヨタ自動車株式会社との関連性を示したり、単なる数値の分析だけではなくその数字の持つ意味や解釈を、実際の業務と照らし合わせながら発表していきました。学生たちは、「現在掲げている長期目標を達成するためには、革新的な戦略が必要であること」や「自己資本利益率(株主に対して企業がどれだけの利益をあげたかを示す割合)は改善の余地があること」など、株式会社シイエム・シイ様の課題もあげながら、より良い経営にするためのポイントも発表していきました。

ビジネス学部 企業分析プロジェクトA 東海地区のエクセレントカンパニー

ビジネス学部 企業分析プロジェクトA 東海地区のエクセレントカンパニー

 発表を受けた株式会社シイエム・シイの社員様は、それぞれの視点からコメント。「我々の会社は、企業分析しやすい企業でしたでしょうか?」「どうやって長期目標の営業利益を達成しようとしているかわかりましたか?」と、学生に問いかけながら学生の評価に関連する経営方針や取り組みなどを紹介していきました。さらに、今回学生たちが実践した経営分析と評価は経営企画の仕事にも通じることを紹介し、企業分析プロジェクトAの経験を進路決定にも役立ててほしいとエールを贈りました。
 学生たちは実在する企業を会計学の視点から分析することで、数字が示す意味やその根拠を探る力を鍛え、社会で必要となる物事を論理的に組み立てる力を育んだことでしょう。本学では社会と連携を取りながら学生たちに成長の場を提供し続けていきます。