追究
2019年03月06日
ビジネス学部 大正製薬 連携授業
2019年1月21日(月) 星が丘キャンパス 55A教室
マーケティングはいかに企業の広報活動に活かされるのか。
学問と実社会を結ぶ「連携授業」を開講しました。
2019年1月21日(月)、1年生を対象にしたビジネス学部「マーケティングⅡ」の授業内で、大正製薬株式会社様とのコラボレーション授業がおこなわれました。この授業は大正製薬株式会社様のPR活動という側面も持ち、講義の様子を東海テレビ放送株式会社のテレビクルーが撮影。テレビCMとして放映されます。学生たちにとっては、栄養ドリンク剤シェアNO.1のリーディングカンパニーから直接広報活動について学べる貴重な機会であり、さらに被写体として撮影に参加することで企業の広報活動を具体的に理解できる体験学修の場となりました。
講義を受け持ったのは、大正製薬株式会社 マーケティング本部の山原 一悟氏。山原氏は、栄養ドリンク剤のシェア20%を誇るリポビタンDを題材に、どのようなマーケティング戦略をおこなって顧客を獲得してきたのか、「開発の歴史」や「市場概要」の説明をふまえながら解説していきました。具体的なマーケティング戦略を紹介する際には、経営学で用いられる「4P(Product/製品・商品、Price/価格、Place/場所、Promotion/プロモーション)」になぞらえて説明。「Place/場所」の説明の際には、営業マンが直接店舗へ売り込む「直販」を徹底してきたことや業界で初めて「冷蔵ストッカー(薬局などで見られる商品を陳列している冷蔵庫)」を導入したことなどを紹介し、一歩先ゆくマーケティング戦略の実践が、シェアNo.1につながっていることを示唆しました。
さらに歴代のテレビCMを全員で視聴した後、2016年から若い世代をターゲットに据え「Have a Dream」という新しいコンセプトのもと広報展開をしていることを紹介。よさこい祭りなどのお祭り会場に、試飲ブースを設けてPRするなど、さまざまな方法でプロモーションをおこなっていることを伝えました。
講義の途中には学生たちが実際にリポビタンDを試飲するシーンも。学生たちはテレビクルーのリクエストに応じながら、商品名が見えるようにラベルを表に向けて試飲するなど、テレビCM制作の一端を担いました。
今回の連携授業を通じて、マーケティングの手法がいかに実際の広報活動に反映されているのかを体験的に学ぶことができた学生たち。今回の経験を活かし、学問と実社会のつながりを想像しながら、2年次以降の学びを深めていくことでしょう。