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2019年07月19日

名古屋土曜学習プログラム

名古屋土曜学習プログラム

2019年6月22日(土) 名古屋市立正木小学校

子どもたちに学んで遊べる機会を提供。
名古屋市の小学校で学習プログラムを実施しました。

 6月22日(土)、名古屋市立正木小学校にて、本学の学生が進行をつとめる「名古屋土曜学習プログラム」が開催されました。このプログラムは、名古屋市教育委員会が実施しているプログラムで、地域の学生たちは「土曜学習いきいきサポーター」として、小学校での学習プログラムの立案や実施に取り組みます。今回のプログラムでは小学校1年生から3年生を対象に、文学部教育学科の学生を中心に、多くの学生が参加。「ビニールの傘袋」を題材としたおもちゃづくりイベントを実施しました。

名古屋土曜学習プログラム

名古屋土曜学習プログラム

 まず、担当教員の教育学科 加藤智先生が参加者の前に立ち、「今日はみなさんの暮らしの身近にある傘袋を活用したおもちゃをつくりましょう。遊ぶときにけががないよう十分気をつけてくださいね」と注意喚起もしながら、イベントの開始を宣言しました。その後、子どもたちと学生は6つの班に分かれ、1つ目のおもちゃ「傘袋ロケット」づくりにチャレンジ。学生たちの説明に耳を傾けた後、子どもたちは思い思いに羽根をつけたり、絵を描いたりして飾り付け、自分だけの傘袋ロケットをつくりあげました。出来上がった子から、会場の後部のスペースで試しに飛ばしてみたり、友だち同士どちらが遠くまで飛ばせるか競い合ったり、手作りのおもちゃで思う存分遊びました。学生たちは子どもたちがロケットづくりに熱中できるよう「その模様かっこいいね」「何色にする?」などと声を掛け、一人ひとりに寄り添った支援をおこないました。

名古屋土曜学習プログラム

名古屋土曜学習プログラム

 休憩をはさんだ後は、2つ目のおもちゃ「傘袋おばけ」づくりにチャレンジ。このおもちゃは空気を入れて膨らませて遊ぶおもちゃで、どんな絵柄にするか、どんな模様にするか、子どもたちは学生に相談しながらおもちゃを完成させました。「見てみて!」と声を掛け、おもちゃを披露した子どもたちは充実に満ちた表情でした。

名古屋土曜学習プログラム

名古屋土曜学習プログラム

 子どもたちと「さよなら」とあいさつを交わし、元気に手を振ってお別れをし、学生たちも充実の表情。「子どもたちが熱心におもちゃづくりに取り組んで、楽しんでもらえて、とても幸せな時間でした」「まだ大学1年生なので、学ぶ時間はたくさんあります。これからも積極的にボランティア活動に参加してみたいと思います」「子ども一人ひとりのつくるスピードが異なるので、全体をまとめるのに苦労しました。今後の課題にしたいです」とさまざまな声が聞かれ、学生たちにとって実り多い一日となったようです。
 本学では今回のイベントのように、実践的な学びの場を数多く設け、学生たちに多くの経験の機会を提供していきます。