追究

2019年09月10日

交流文化学科 ANAエアラインスクール講座「学内研修」

交流文化学科 ANAエアラインスクール講座「学内研修」

2019年8月21日 星が丘キャンパス、中部国際空港

航空業界の仕事を知る恒例講座。
面接などに有効な自己PRの
ポイントについて学びました。

 ANAエアラインスクールは、交流文化学科が主体となり、本学とANAビジネスソリューション株式会社が教育連携協定を結んだことを契機に実施されている、全学部向けの特別講座です。当講座ではANAグループの現役キャビンアテンダントやグランドスタッフから接遇方法や空港・機内業務について直接学ぶことができます。日程は学内で5日間の講座を受けた後、中部国際空港で実務体験を行います。今回ご紹介するのは、自己PR方法を学ぶ学内講座3日目の様子です。
 8月21日(水)、星が丘キャンパス1号館3階A教室に集まったのは、交流文化学科とグローバルコミュニケーション学科の学生20名。学生たちは、すでに2日間の学内講座を終えてこの日に臨んでいます。

交流文化学科 ANAエアラインスクール講座「学内研修」

交流文化学科 ANAエアラインスクール講座「学内研修」

 ANAの講師からは3日目のテーマである「自己PRのポイント」を教わりました。最初にモニターに映し出されたのは「ザイアンスの熟知性の法則」という聞きなれない言葉。これは心理学用語で「その人の中身(人間性、趣味など)を知れば知るほど好意度や印象が高まる」という効果を指します。自己PRをする場面として面接が挙げられますが、そのような場面で面接官に好感を持ってもらうため、積極的に自己開示をすることが大切だと講師は言います。続けてPR内容の具体性について。自分の強みや大切にしている考え方などは、具体例を交えながら丁寧に説明し、相手に理解してもらうことに注力してほしいと訴求します。最後は「話し方」。相手の目を見て、話す速度や間に気を付けながら話すことが大切。「相手の世代によって理解されない可能性があるので、流行語は使わないでほしい」という講師の言葉に、学生たちは大きくうなづいていました。

交流文化学科 ANAエアラインスクール講座「学内研修」

交流文化学科 ANAエアラインスクール講座「学内研修」

交流文化学科 ANAエアラインスクール講座「学内研修」

交流文化学科 ANAエアラインスクール講座「学内研修」

 ポイントを理解した後は、2つのグループに分かれて約1分間の自己PRを実践します。自己PRは模擬面接方式で行われ、5名の学生が順番に話していきます。緊張した面持ちの学生たちですが、先ほど学んだ自己PRのポイントを踏まえて具体的なエピソードを織り交ぜながら自身の強みを語っていきます。
 全員が終了したら、講師からそれぞれの評価を伝えていきます。「1分間を有効に使うために話すテーマは1つに絞る」、「強み、エピソードなどの時間配分を考えて話す」、「他の学生が話しているときでも、しっかりと聞き内容を把握する」など、学生自身では気づかないポイントを指摘。学生たちはその内容を熱心にノートに記していました。
 学生たちは「緊張してしまって思っていたことの半分くらいしか話せなかった」、「ありきたりな言葉でなく自分らしい言葉で話したい」、「一度言葉に詰まると、頭の中が真っ白に。自己PRの丸暗記は危険だと実感」など口々に話し、新たな気付きを得たようです。
 今後、学生たちは残りの学内講座を修了した後、いよいよ中部国際空港での実務体験を3日間経験します。