追究

2019年12月10日

創造表現学科 建築・インテリアデザイン専攻 間宮ゼミ 社会実験イベント「星が丘ブンカマツリ」

創造表現学科 建築・インテリアデザイン専攻 間宮ゼミ 社会実験イベント「星が丘ブンカマツリ」

2019年10月20日(日) 星が丘テラス

星が丘テラス、名古屋文化短期大学と連携し、イベントを開催。
新しい文化的価値を創造し、まちの活性化に取り組みました。

 星が丘テラスを運営する東山遊園株式会社様と共に、星が丘周辺の魅力的な人やコト、モノを集めて発信する、エリア活性化プロジェクトに取り組んでいる、建築・インテリアデザイン専攻の間宮ゼミ。今年はその一環として、「星が丘ブンカマツリ」を開催しました。「星が丘ブンカマツリ」は、間宮ゼミの学生が中心となって企画・運営し、名古屋文化短期大学の学生と協力しながら、星が丘テラス内の公道を占有しておこなわれた社会実験イベント。星が丘エリアに新たな文化的価値を生み出すことを目的としています。

創造表現学科 建築・インテリアデザイン専攻 間宮ゼミ 社会実験イベント「星が丘ブンカマツリ」

創造表現学科 建築・インテリアデザイン専攻 間宮ゼミ 社会実験イベント「星が丘ブンカマツリ」

 イベントは、10月20日(日)10時、道路上にチョークでアートを描く「ロード・アート・プロジェクト」からスタート。歩行者専用となった星が丘テラス内の道路では、小さなお子様のいるファミリーから、学生、シニアまで、星が丘テラスを訪れた人々が自由に参加し、思い思いの絵を描きました。ゼミ生たちは、お揃いのスタッフTシャツを着用し、チョークを渡したり、一緒に絵を描いたり、ふれあいながら参加者をサポート。「このアート体験が、素敵な思い出として、みなさんの人生を豊かにするものになれば嬉しいです」と思いを語りました。

創造表現学科 建築・インテリアデザイン専攻 間宮ゼミ 社会実験イベント「星が丘ブンカマツリ」

創造表現学科 建築・インテリアデザイン専攻 間宮ゼミ 社会実験イベント「星が丘ブンカマツリ」

 さらに午後は、参加者みんなで道路に水を流し、チョークで描いた場所をきれいに洗浄。道路を元の状態に戻す作業もイベントとして楽しむアイデアも、間宮ゼミが提案しました。
 また、名古屋文化短期大学の学生が花嫁姿に扮し、星が丘テラスの路上やイベントステージで「なごやの婚礼文化再現」を行いました。その空間プロデュースを間宮ゼミが担当し、パフォーマンスを華やかに演出。最後には、イベントに関わったゼミ生全員がステージに上がり、感動のフィナーレを迎えました。

創造表現学科 建築・インテリアデザイン専攻 間宮ゼミ 社会実験イベント「星が丘ブンカマツリ」

創造表現学科 建築・インテリアデザイン専攻 間宮ゼミ 社会実験イベント「星が丘ブンカマツリ」

 「このイベントが画期的だったのは、道路を占有し、活用したことです」と語る間宮先生。「文化を創出するためには、前例のないことにチャレンジすることが大切です。公道を文化発信する“場”に変えたという今回の成功体験を自信につなげ、これからもデザインの力で未来を創造することに挑戦し続けてほしいですね」と学生たちにエールを送りました。

■学生のコメント

創造表現学科 建築・インテリアデザイン専攻 間宮ゼミ 社会実験イベント「星が丘ブンカマツリ」

卯月 真夜さん(創造表現学部 創造表現学科 建築・インテリアデザイン専攻4年)

 4年生を中心に16名のゼミ生が参加し、舞台装飾班と道路班に分かれ、半年前から準備を進めました。イベントの企画、デザイン、名古屋文化短期大学との打ち合わせ、制作、設営はもちろん、道路を占有するために必要な警察への申請やフライヤーの制作も自分たちでおこないました。
 「なごやの婚礼文化再現」の空間プロデュースでは、和の雰囲気を大切にしながら、星が丘テラスのモダンな空間に上手く溶けこむデザインを心がけました。最終的には、和傘をモチーフに色やデザインを調和するように仕上げ、納得のいく舞台装飾が完成。見本のイメージとほぼ同じように完成したときは、涙が出るほど感激しました。
 自分たちで企画・制作したものが、たくさんの人に受け入れられ、喜ばれることを肌で感じられたことは、普段の授業では味わえない新鮮な経験となりました。また、公共の空間は人のものではなく、みんなのもの。自分たちで自由に活用できる場であることをあらためて知ることができました。
 卒業後は、自分の意見やアイデアをどんどん提案し、街づくりに関わりながら設計に関する仕事で活躍したいと思います。