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2020年01月21日

2019年度 親子食育教室

2019年度 親子食育教室

2019年11月30日(土) 長久手キャンパス 国際交流会館(アイハウス)

管理栄養士志望の学生たちが食育イベントを実施。
地域の子どもたちに、毎日の食事の大切さを楽しく伝えました。

 栄養と食の専門家である管理栄養士を養成する、健康医療科学部 健康栄養学科。幅広い現場で求められる実践力を培うために、学生が主体的に学ぶ機会を豊富に用意しています。そのひとつが「親子食育教室」です。健康分野での地域貢献に取り組む愛知淑徳大学健康相談室と連携し、地域の小学生と保護者の方々を対象に開催しています。
 今年度は11月30日(土)に実施し、16組32名の小学3・4年生と保護者の方々がご参加。この日までの約3か月間、健康栄養学科2年の学生有志23名が「調理班」と「レク班」にわかれて話し合いを重ね、準備に励みました。学生たちが考案した今回のイベントテーマは、「風邪に負けないからだをつくろう!」。このテーマを軸に、野菜を豊富に使用する献立、子どもたちが安全に楽しく調理できる実習手順、子ども目線に立ったレクリエーションの構成などをまとめていきました。

2019年度 親子食育教室

2019年度 親子食育教室

2019年度 親子食育教室

2019年度 親子食育教室

 当日は、子どもたちがチャレンジする「調理実習」、保護者の方々を対象とした「講演会」、全員で楽しむ「試食会&食育レク」をおこないました。学生たちは講師役を笑顔で務め、調理実習をサポート。子どもたちが料理の大変さや楽しさを実感し、食事をつくる人や食材への感謝の心を育めるように、優しい声掛けや的確なアドバイスなどに努めていました。試食会では、「野菜をたくさん食べること」の大切さをわかりやすく伝える、劇仕立ての食育レクを実施。学生は子どもたちの興味を引きつけながら、日々の食生活が健康の基盤であることを語り掛けました。

2019年度 親子食育教室

2019年度 親子食育教室

2019年度 親子食育教室

2019年度 親子食育教室

 また、講演会では健康栄養学科教授の韓 順子先生が登壇し、健康に欠かせない微量栄養素のひとつ「亜鉛」をテーマに講演。保護者の方々に向けて、健康維持・増進に有益な情報をお伝えしました。
 親子食育教室を通し、食や栄養の専門知識を伝えるための実践力や仲間と協働する力を磨いた学生たち。幅広い人々の健康や笑顔を支える管理栄養士をめざして、今回の経験を糧にさらに学びを深めていくことでしょう。

【参加学生のコメント】

2019年度 親子食育教室

●調理班代表:石川 穂乃実さん 健康栄養学科2年(左)
●レク班代表:山内 亜美さん 健康栄養学科2年(右)

 イベントの企画・運営に主体的に取り組むことは、私たち2年生にとって今回が初めての挑戦でした。夏休みからメンバーで話し合いをおこない、みんなで結束して本番まで走り続けました。大切にしたのは、調理班とレク班の情報共有。調理班が考案した「風邪に負けないからだをつくろう!」というテーマをもとに、調理実習と食育レクの両面から「野菜をたくさん食べることが、毎日の元気と笑顔につながる」ことを子どもたちに伝えようと互いに力を合わせました。こうしたチームでの活動が多いのも、健康栄養学科の魅力のひとつ。数多くの実践を通して仲間との絆が強くなっていると実感しています。