追究

2020年01月22日

建築・インテリアデザイン専攻×子ども福祉専攻×教育学科 コラボ展「子どもと造形」

建築・インテリアデザイン専攻×子ども福祉専攻×教育学科 コラボ展「子どもと造形」

2019年12月2日(月)~12月12日(木) 長久手キャンパス 8号棟5階 ミニギャラリー

3学科・専攻が合同で展覧会を開催。
学生が手掛けた会場に、絵画作品や建築模型を展示しました。

 創造表現学部 建築・インテリアデザイン専攻と福祉貢献学部 子ども福祉専攻と文学部 教育学科が専門分野の枠をこえ、展覧会を開催しました。テーマは「子どもと造形」です。各学科・専攻の学生が、子どもの空間設計や造形表現の授業で制作した、保育・教育に関する作品を展示しました。

建築・インテリアデザイン専攻×子ども福祉専攻×教育学科 コラボ展「子どもと造形」

建築・インテリアデザイン専攻×子ども福祉専攻×教育学科 コラボ展「子どもと造形」

 子ども福祉専攻で幼稚園教諭や保育士をめざす学生と、教育学科で小学校教諭や特別支援教諭をめざす学生は、子どもの発達段階に合わせた造形や図画工作の指導方法を学んでいます。また、学生自ら作品づくりにも取り組みながら、道具の適切な使い方や技術を習得しています。展覧会ではさまざまな表現技法を駆使した絵画や、物語の一場面を想像して描いた作品を展示しました。

建築・インテリアデザイン専攻×子ども福祉専攻×教育学科 コラボ展「子どもと造形」

建築・インテリアデザイン専攻×子ども福祉専攻×教育学科 コラボ展「子どもと造形」

 一方、建築やインテリア、まちづくりを学ぶ建築・インテリアデザイン専攻の学生は、『空間設計Ⅳ』の授業で制作した模型とパネルを展示しました。制作課題は「自分の通った小学校の現代化プロジェクト」です。学生それぞれが自身の卒業校の現状を調査し、教育や社会の変化に対応した小学校、地域が抱える問題を解決する小学校などを設計し提案。少子高齢化をふまえ、校舎内に多世代交流のコミュニティスペースを設けるなど、個々のアイデアが光っていました。

建築・インテリアデザイン専攻×子ども福祉専攻×教育学科 コラボ展「子どもと造形」

建築・インテリアデザイン専攻×子ども福祉専攻×教育学科 コラボ展「子どもと造形」

 また、建築・インテリアデザイン専攻の有志学生9名は、展覧会会場の設計・施工にも挑戦。壁面の窓から絵をのぞきこみ、子どもの視点に立って絵を鑑賞できるスペースをつくり上げました。
 学生たちは展覧会のコラボを通して得た新たな気づきや発見を、今後の課題や研究にも活かしていくことでしょう。

参加した学生のコメント

建築・インテリアデザイン専攻×子ども福祉専攻×教育学科 コラボ展「子どもと造形」

会場の設計・設営を担当
創造表現学部 創造表現学科 建築・インテリアデザイン専攻
3年 加茂 千夏さん、柴山 葵さん、杉原 夏姫さん、
  髙橋 祐斗さん、長谷川 未穂さん
2年 太田 結夕さん、吉田 奈央さん
(3年 福上 愛莉さん、2年 森 結萌さん)

 専門科目『デザインワークショップ』で建築展の設計・施工・運営を実践した3年生のメンバー6名と、展覧会のデザイン・施工に興味を持つ2年生3名が集まり、11月ごろから準備を進めてきました。設計では展示する絵と同じ大きさの紙を使って、壁の穴の位置や大きさなどを何度も検討しました。さらに、施工では3年生が2年生に工具の使い方や壁の建て方、穴の開け方などをアドバイス。空間設計の知識や技術を身につけるだけではなく、学年をこえた仲間と協力して、ひとつのものをつくり上げる楽しさも実感できました。この経験を今後の演習や卒業プロジェクトにも活かしたいと思います。

建築・インテリアデザイン専攻×子ども福祉専攻×教育学科 コラボ展「子どもと造形」

作品を出展
文学部 教育学科
1年 大音 遼平さん、藏座 新さん、富田 智喜さん、友田 裕貴さん

 教育学科1年は『初等図画工作』の授業課題で制作した作品を展示しました。テーマは「ふしぎなたまごをわってみると・・・」。ドリッピングやデカルコマニーなどさまざまな表現技法を用いて、自由に描いた作品です。学生同士でいろんな作品を鑑賞し合うことで、表現の仕方やアイデアを参考にすることができました。また、授業中には先生の授業スタイルや声かけなどからも学び取りながら、児童へのよりよい指導方法を探求しています。
 子どもたちには絵が得意な子、不得意な子がいます。絵の上手い下手ではなく、どのように表現すればいいか試行錯誤する一人ひとりの発想や努力に着目して、指導できる教員を目指していきたいです。