2020年1月23日（木） 長久手キャンパス ミニシアター

3､4年生が協力して創り上げた、演劇と朗読。
脚本づくりから演出まで手掛け、表現力を磨きました。

　1月23日（木）、英文学科（※現　総合英語学科） 専門科目「Tell your Story!Ⅱ」の成果発表会がミニシアターでおこなわれました。昨年度まで「Active Literature」という名称で実施していた本授業。学生たちが英文学作品を深く読み解き、そのストーリーを短く再構成した脚本を作成し、劇を創り上げてきました。今年度は3、4年生19名の受講生が、演劇と朗読の二部構成で英文学の多彩な魅力を体感しました。

　第一部はアメリカの作家 O.Henryの『The Gift of the Magi』を題材にした演劇。キャストの学生が、クリスマスプレゼントをめぐる夫婦の心温まるストーリーを全編英語で演じ切りました。劇中の音響や映像などの演出も学生たちがプロデュース。小道具や衣装なども時代背景を考慮して制作し、細部にいたるまで工夫を凝らしていました。

　第二部には、本学の名誉教授 大野光子先生が英訳した絵本『わたしはマリモ』の朗読を日本語と英語でおこないました。3名ずつの4グループが、情感を込めて言葉の一つひとつをていねいに読み上げました。
　学生たちはそれぞれの強みや個性を活かして、仲間と互いに協力し合い、発表会を成功させました。また、各自のレベルに合わせたセリフの考案、文学作品の世界観を端的にまとめる脚本づくりを通して、より豊かな英語表現と構成力を身につけることができました。今回の経験を糧に、次年度には学外での読み聞かせなど活動の幅を広げていく予定です。総合英語学科では、今後もさまざまな現場で活かすことができる高度な英語運用能力や実践力、表現力を養っていきます。