追究

2020年04月06日

教育学科 図画工作ゼミ 卒展

教育学科 図画工作ゼミ 卒展

2020年2月11日(火)、12日(水) 長久手文化の家 1階展示場

図画工作教育を追究する学生たちが、卒業制作展を開催。
表現活動の可能性を地域の方々に伝えました。

 子どもの造形表現における発達の特徴や指導のあり方について研究を深めている教育学科 山本ゼミ。学生自らも水彩や油彩、陶芸や工芸などの作品制作に取り組み、技法の習得や表現力の向上に励んでいます。そんな山本ゼミの4年生9名が、これまでの集大成として卒業制作展を長久手文化の家で開催しました。展示された絵画や造形作品は30点以上。油絵具とアクリル絵具を併用して描いた絵画や木材を組み合わせた立体作品など、ゼミや授業で学んだ多様な技法を用いた力作が並びました。会場には地域の子どもから高齢の方まで幅広い年代のお客様が訪れ、学生たちの作品をゆったりと鑑賞していました。

教育学科 図画工作ゼミ 卒展

教育学科 図画工作ゼミ 卒展

教育学科 図画工作ゼミ 卒展

教育学科 図画工作ゼミ 卒展

 担当教員の山本和久先生は「図画工作には正解がありません。どんな作品にも子どもたちそれぞれの良さが表れます。ゼミで学んださまざまな技法を学校教育の現場で活かし、子どもたちに表現することの楽しさを伝えてもらえたらと思います。社会に出ると忙しくなるので難しいかもしれませんが、卒業後もぜひ制作を続けてほしいですね」と学生たちへの思いを語りました。
 枕草子の和歌を題材にした油絵を出展した学生は「山本ゼミには個性豊かなメンバーが集まっています。お互いの作品を鑑賞するなかで、決してうまく描くことだけが芸術ではないと感じました。卒業後は小学校の教員の道へと進みます。得手不得手や障がいの有無に関わらず誰もが楽しめるような授業づくりに努め、子どもたちが図画工作を好きになってくれたら嬉しく思います」と今後への意気込みを語りました。

教育学科 図画工作ゼミ 卒展

教育学科 図画工作ゼミ 卒展

 ゼミを通して身につけた表現力や感性が卒業後も学生たちの力となり、子どもたちへの教育に活かされていくことでしょう。