追究

2026年02月25日

ビジネス学部 イノベーション・チャレンジプログラムD(プロモーション)

2026年1月16日(金)星が丘キャンパス 15A教室

2年次後期からプロモーションの手法を学び、
商品の魅力を伝えるPR動画の企画案を発表しました。

 ビジネス学部の「イノベーション・チャレンジプログラムD」は、マーケティングやプロモーションの考え方、手法について学び、実践する授業です。愛知県のものづくり企業3社とコラボレーションし、商品の魅力を発信するPR動画の制作に取り組みました。
 今回ご協力いただいたのは、株式会社セイワ様、長江紙器株式会社様、株式会社タキオン様です。取り上げた商品は、上記3社をご紹介いただいた株式会社AMN様が、一般向けに商品化を支援したプロダクトです。
 2年次の9月から始まった講義では、リサーチやコンセプトメイク、動画編集などについて学びました。2026年1月16日に行われた2年次後期最終発表会では、企業担当者様にお越しいただき、チームごとにPR動画の企画案をプレゼンテーションしました。チームA1(まぜまぜMOVIE)とチームA2(クチーナ・ラガッツェ・シネマ)は株式会社セイワ様の開梱ナイフ「OOPARTS-001」、チームB1(うるうる工房)とチームB2(WANビート動画制作所)は長江紙器株式会社様の強化段ボール製スツール「Corncob Stool」、チームC1(バリカタムービー)とチームC2(ふゆP Film)は株式会社タキオン様の小型燻製器「smoke-pod」について、それぞれ商品の特長や魅力を伝えるPR動画の企画を発表しました。

株式会社セイワ様の商品「OOPARTS-001」

■チームA1:まぜまぜMOVIE

 商品写真から受ける印象について調査を行ったところ、多くの人が「高級感がある」「デザインにこだわりを感じる」と回答しました。あわせて、デザインを重視して購入する商品分野としては、長期的に使用するインテリアや日用品が多いというアンケート結果が得られました。
 これらの結果を踏まえ、OOPARTS-001の特徴を生かすため、「消耗品を芸術品に」というコンセプトを設定しました。PR動画では、静かな雰囲気やテンポ、配色、言葉選びなどから、高級感を強く印象づけることで、商品のブランディングを図ります。

■チームA2:クチーナ・ラガッツェ・シネマ

 商品の「唯一性をどのように伝えるか」に焦点を当てました。OOPARTS-001については、「石器の考え方を受け継ぎながら、素材をアルミの削り出しに変え、現代の生活に合う形へとアップデートされた製品である」と解説しました。安全に切ることができる点にも注目しました。
 ターゲットは、インテリアにこだわりを持つ20〜30代と設定し、「縄文人、初めての“推し石器”」というコンセプトのもと、15〜20秒のコミカルな動画を制作し、印象に残る表現によって商品の認知度向上を狙う企画であることを発表しました。

長江紙器株式会社様の商品「Corncob Stool」

■チームB1:うるうる工房

 工具不要で組み立てることができ、重さ1.5kgと軽量でありながら800kgの荷重に耐えられる強度に着目しました。「インテリアのアクセントになること」「組み立てる時間が思い出に残ること」「子どもの落書きさえも一生の思い出になること」を商品の面白さとして捉え、4〜7歳の子を持つ、初めての子育てをしている親にターゲットを設定しました。「親子の時間をカタチに」というコンセプトのもと、商品を家具としてではなく思い出を残せる存在として価値を伝えることで、「残したい」と思ってもらえるようなプロモーションを目指します。

■チームB2:WANビート動画制作所

 頑丈な構造だけでなく、組み立てる過程そのものに価値がある商品だと考え、ターゲットを子どもとの時間を大切にしたい親に設定しました。「一緒に作るその時間が、子どもの心を育てるー宝物を永遠にー」というタイトルをつけたPR動画の絵コンテをスライドで解説しました。実際にありそうな親子の時間を描くショートドラマのような世界観、色・テンポ・音、尺の長さなどの仕様についても具体的に発表しました。

株式会社タキオン様の商品「smoke-pod」

■チームC1:バリカタムービー

 商品の特長として、コンパクトで軽量な点や、短時間で燻製ができること、手入れが簡単であることを挙げました。また、精密プレス加工によって角を丸く成形しているため、ケガをしにくい安全性も魅力として説明しました。ユーザーの利用状況や課題をリサーチした結果、メインターゲットはファミリー層に設定しました。「置いて、遊んで、できあがり。」というコンセプトのもと、燻製に対するハードルを下げ、家族と楽しむキャンプで、少し特別なリラックスを彩る存在として、新しい価値を提案すると発表しました。

■チームC2:ふゆP Film

 商品のコンパクトさに着目しました。燻製器で調理されるものはおつまみが多いことから、自宅でお酒を飲む頻度が高い年代について調査し、ターゲットを仕事と家庭の両立で忙しい30〜50代に設定しました。PR動画では「金曜日を燻らせる」をコンセプトに、お酒のグラスとsmoke-podを並べ、テーブルに置いたときのコンパクト感を視覚的に表現します。燻製チップを入れる音をASMRで強調するほか、片付けが簡単であることなどもテンポ良く伝えます。

 各チームの発表後、企業担当者様からコメントをいただき、最後に交流する時間も設けられました。今回の内容を踏まえ、学生たちはさらに企画案をブラッシュアップし、3年次の4月から本格的にプロモーション動画の制作に取り組みます。