追究

2021年02月19日

ビジネス学部 大塚ゼミ 産学連携プロジェクト 株式会社ファースト

ビジネス学部 大塚ゼミ 産学連携プロジェクト 株式会社ファースト

ビジネス学部 ビジネス学科 大塚ゼミ3年(2020年度)

大塚ゼミが株式会社ファーストと産学連携プロジェクトを実施。
与えられた課題に対し、ユニークなアイデアを提案しました。

 2019年5月から2020年10月までの間、株式会社ファーストさんと、大塚ゼミに所属する9人のメンバーが、産学連携プロジェクトに取り組みました。このプロジェクトは、サインディスプレイの製造・販売を手掛ける株式会社ファーストさんから与えられた課題に対し、私たちが何かしらの新たな提案をするというもの。課題は「X年後の未来の街と、その街にサインディスプレイがどのように活かされているか考えよ」というものでした。私たちはその課題に対し、3つのチームに分かれ、それぞれアイデアを考えていきました。未来のことを考えなければならないので、想像を膨らませなければなりません。しかも、その提案が夢物語に終わらないよう、いかに「もしかしたら実現できるかもしれない」と思わせられるかが大事なポイント。納得感と期待感が得られる提案にするために、文献を読み漁り、街の声を聞くなどして、根拠のある提案をめざしました。

ビジネス学部 大塚ゼミ 産学連携プロジェクト 株式会社ファースト

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三者三様のオリジナリティあふれる企画が誕生。
未来の街を自由に、希望を持って、考え抜いた。

 試行錯誤を繰り返し、各班、アイデアをまとめました。 チームスターズは、「災害に強い街におけるサインディスプレイ」です。まずは、日本はどんな課題を持っているかを考え、さらに、今後日本にはどのような技術が普及するかを考えました。その結果、導き出されたキーワードが「災害」。災害時に、各家の表札に、避難状況を表示する機能を持たせることで、街全体で被害を最小限に抑えられるのではと提案しました。
 チームぺちは、「公共交通機関をより良くするサインディスプレイ」を提案しました。公共交通機関の中でも、着目したのが、バス。支払いのために両替をしなければならなかったり、乗り過ごしてしまう可能性があったり、さまざまな課題をサインディスプレイで解決するため、「デジタル券売機」を設置することと、「光るきっぷ」の販売を提案しました。
 チームつくしは、「安全性の高い街づくりを実現するサインディスプレイ」です。この提案は、サインディスプレイと道路を組み合わせることで、道路に交通整理の機能や遊び場の機能を付加させ、道路をコミュニケーションの場にしようというもの。突飛なアイデアに思われる危険性もありましたが、アメリカの事例を用いて説明するなど、工夫を凝らすことで、提案における問題点をクリアしていきました。
 中間発表でさまざまな指摘をいただくなど、決して簡単にはいきませんでしたが、それでも最後まであきらめずに、とことんプロジェクトに向き合ったことで、オリジナリティあふれる素敵な提案ができたと感じています。

■オンラインでの提案の様子■

ビジネス学部 大塚ゼミ 産学連携プロジェクト 株式会社ファースト

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社会に根ざしながら、課題に取り組むという
かけがえのない経験が、たくさんの学びをくれた。

 産学連携プロジェクトでは、普段の授業では考えないような「未来のこと」について思いを巡らせることができました。しかも、「実際の社会で販売されている商品を未来に活用する」という条件付き。課題は難しいと感じましたが、「実社会に根ざしながら、普段の授業ではできないような経験」というのは、産学連携プロジェクトだからこそできた経験で、産学連携プロジェクトならではの魅力だと感じています。
 さらに、連携先のお相手は、社会人であり、人生の先輩です。皆さんがどのように考えて、日々働いているのかという点にも触れることができ、社会人として欠かせない、マナーや立ち居振る舞いも学ぶことができました。それは、今後の就職活動や社会で働く際に、大きなアドバンテージになると感じています。

ビジネス学部 大塚ゼミ 産学連携プロジェクト 株式会社ファースト

 また、今までは同じビジネスを学ぶ仲間に発表することばかりでしたが、今回のプロジェクトでは、バックボーンの違う企業の方へ向けての発表。自分たちの提案を正しく理解してもらうにはどうしたらいいのだろうと考えた経験も、この産学連携プロジェクトで得た財産の一つだと感じています。
 このようにさまざまな収穫があった産学連携プロジェクトを通じて、大きく成長することができました。この経験で得た学びを、これからのゼミ活動や就職活動に活かし、さらなる成長をめざしていきたいです。