追究

2021年02月05日

企業分析プロジェクトA(東海地区のエクセレントカンパニー) 最終報告会

企業分析プロジェクトA(東海地区のエクセレントカンパニー) 最終報告会

2021年1月8日(金) 星が丘キャンパス13D

学生たちが上場企業の経営分析を実施。
その結果を、企業の皆様にプレゼンテーションしました。

 本学のビジネス学部では、3・4年生を対象に「企業分析プロジェクトA(東海地区のエクセレントカンパニー)」を開講しています。この授業は、東海地区のエクセレントカンパニーと協働し、この企業の経営状況を会計的に分析するグループワークを通じて、ビジネスパーソンに必要な「企業の実態を客観的に把握する力」を養う授業です。最終回の授業では、企業様に向けて分析結果をプレゼンテーションする機会も用意されており、今までの学生生活で培った会計や経営の知識を実践的に発揮し、さらに鍛えることができる授業になっています。

企業分析プロジェクトA(東海地区のエクセレントカンパニー) 最終報告会

企業分析プロジェクトA(東海地区のエクセレントカンパニー) 最終報告会

 分析対象の企業となるのは、株式会社シイエム・シイ様。名古屋市中区に本社を置き、自動車などの「マニュアル制作」を行ってきた経験を土台に、現在は人財育成・業務標準・販売戦略など企業活動の「戦略支援」にも取り組んでいる上場企業です。学生たちは、所属するゼミごとに7つの班に分かれて、それぞれが異なる財務分析を実施。1月8日(金)に行われた最終報告会では、分析の結果とそこから読み取れる考察を発表していきました。
 短期の財務分析を担当した班は、「ROE(自己資本利益率)」の結果から、「コロナ禍での業績悪化は一時的なもの」と評価。潤沢な現預金がこの企業の最大の特長であると語り、成長投資への備えになっているとまとめました。一方、ここ10年間を対象に長期的に財務分析をした班は、「売上高・営業利益・資産とも順調に成長しているものの、効率性にやや課題がある」と指摘しました。その他の班も、事業セグメント情報、会社四季報の評価、人的資源に関係する指標、株価の動きなど、さまざまなテーマで株式会社シイエム・シイの実態に迫りました。
 授業の最後には、企業の方々からのコメントをいただきましたが、「SWOT分析での指摘が、我々自身の認識と一致しており、学生の皆さんの分析力の高さを感じた」というコメントは特に印象的でした。

企業分析プロジェクトA(東海地区のエクセレントカンパニー) 最終報告会

企業分析プロジェクトA(東海地区のエクセレントカンパニー) 最終報告会

 この授業を通じて、企業経営の実態に触れることができた学生たち。磨かれた会計のスキルはもちろん、ビジネスや経営を客観的に分析・考察できる視点は、社会人として働くときにも大いに役立つことでしょう。本学のビジネス学部では、これからも社会とリンクした実践的な学びを提供し、学生たちの成長を支えていきます。