追究

2021年03月29日

ビジネス学部 グローバルビジネス専攻 Bilingual Internship 事前研修

ビジネス学部 グローバルビジネス専攻 Bilingual Internship 事前研修

2020年度後期(全8回) 星が丘キャンパスなど

「Bilingual Internship」に備えて社会で求められるスキルやものの考え方を学び、
社会人への一歩を踏み出しました。

 ビジネス学部グローバルビジネス専攻は、グローバル化する社会を力強く生き抜くために、グローバルなビジネスの現場に必要な経営学・商学・会計学・経済学を学ぶ専攻です。これらの科目を日本語だけでなく、日本語と英語のバイリンガルで学ぶのがこの専攻の特徴。学生たちは、専門知識の修得はもちろん、同時に英語スキルの向上もめざします。
 これらのカリキュラムの集大成として位置づけられているのが3年次におこなわれる「Bilingual Internship Overseas/Bilingual Internship Domestic」です。グローバルビジネス専攻の学生全員が国内外の企業で実務経験を積み、即戦力を鍛えます。しかし、今年度はコロナウイルス拡大防止の観点から、直接企業に出向くことができません。そのため、今年度は学生たちがオンライン上でやり取りを重ね、企業の課題解決に取り組むスタイルに変更。加速度的に主流になりつつあるリモート会議などを体験することで、変化の激しいビジネスの現場に柔軟に対応できる力も身につけてほしいというのが、その狙いです。
 この「Bilingual Internship Overseas/Bilingual Internship Domestic」に先立ち、事前準備として開講されるのが「Bilingual Internship 事前研修」です。この授業では、社会人として必要なスキルやものの考え方、グループワークの基礎などを学び、本番に備えます。今年度のBilingual Internship 事前研修は、ほとんどの授業をリモートで実施。本番さながらの事前研修を通して、より良いインターンシップになるよう準備を進めていきました。ここでは、その活動の様子をレポートします。

ビジネス学部 グローバルビジネス専攻 Bilingual Internship 事前研修

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【第1回:イントロダクション 2020年11月11日(水)】

 第1回目は、対面式の授業が開催され、グローバル人材の育成を手がける株式会社ICCコンサルタンツの伊藤先生が教壇に立ちました。オンラインでのインターンシップで気を付けるべきポイントやインターンシップ参加の際に必要なビジネスメールの送り方などを紹介。まずは、Web会議ツールを試しに使ってみるところからスタートし、伊藤先生は時折、学生たちに質問を投げかけながら、授業を進めていきました。授業の最後には、Bilingual Internship Overseas/Bilingual Internship Domesticで取り組む「オンラインプロジェクト型インターンシップ」のグループも発表され、学生たちはこれから始まる実践的なプロジェクトに、期待を膨らませていました。

【第2回:リモートワークと業務遂行 2020年11月18日(水)】

 第2回目の授業のテーマは「リモートワーク」。授業の冒頭に講師がリモートワークについて解説した後、次に、学生たちはオンライン上でグループに分かれて、リモートワークの「良い点・悪い点」についてディスカッション。その後、話し合った内容を発表し合い、お互いの意見を共有しました。そのうえで、「今後、リモートワークは定着していき、働き方改革の一助を担うことになるだろう」と伝えた講師は、さらに、リモートワークの疑似体験としてチーム対抗で行う「記憶力ゲーム」を実施。終了時は「オンライン上でのグループワークは意外と難しいと感じたのではないでしょうか?」と言葉をつなぎ、リモートワークを成功させるためのポイントも伝授しました。

ビジネス学部 グローバルビジネス専攻 Bilingual Internship 事前研修

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【第3回:セルフファシリテーション(自己管理力)とチームファシリテーション(組織論) 2020年11月25日(水)】

 「企業目標を達成するためには、組織力と自己管理力が欠かせない」と語った講師。組織で必要なチーム力を高めるためには、まず相手を承認することが大事だと伝え、対象者のいない状態で、対象者の良いところをチームで語り合うワークを実施し、他者を認めることの重要性を伝えました。また、自己管理力を高めるためには、目標を持つことが有用であると解説。学生たちは自己分析や他者分析を通じて、自分を知ることに挑戦し、目標から逆算して今やるべきことを導き出す「計画性」も養いました。宿題では、将来どのような仕事に就きたいかなどを考える課題が出題され、学生たちはとことん自分の未来について考える絶好の機会を得ることができました。

【第4回(オンライン):マーケティング的思考&世界の働き方 2021年12月1日(水)】

 この日の授業は、ICCコンサルタンツ海外オフィス(オーストラリア)の担当者を進行役としてお招きし、2部構成で進行。前半は「マーケティング的思考」と題し、商品を売るための販売戦略を考えていきました。後半は、ICCコンサルタンツ海外オフィス(イギリス・マレーシア)の担当者も加わりパネルディスカッションを開催。「日本との働き方の違い」などが語られ、世界を舞台に働くことの難しさと面白さを理解していきました。

ビジネス学部 グローバルビジネス専攻 Bilingual Internship 事前研修

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【第5回:プロジェクト型インターンシップのテーマ理解と実践練習(準備編) 2020年12月09日(水)】

 第5回のテーマはプレゼンテーション。より良いプレゼンテーションをするための7つのコツを学んでいきました。コツはスライドのまとめ方から、話し方まですべてを網羅。最も大事なのは、「熱量を声にのせることである」と示され、自分たちの考えを堂々と語ることの重要性を学びました。授業の最後には、インターンシップの担当企業が発表され、ロボット販売(アメリカ)や企業の海外進出支援・M&A支援(マレーシア)、ワイナリー(オーストラリア)など多様な職種の企業でのインターンが展開されることが予告されました。

【第6回:プロジェクト型インターンシップのテーマ理解と実践練習(発表編) 2020年12月16日(水)】

 第6回目の授業は、前回の授業で出された課題である「プロジェクトオンラインインターンで担当する企業についてのプレゼンテーション」の前半組の発表がオンライン上で行われました。各チームは、パワーポイントにまとめた資料を使って企業の事業内容や企業理念などを紹介。この課題を通じて、お世話になる企業への理解を深めることができました。学生たちの発表が終わった後は、「チーム内で役割分担ができたか」「情報を明確に収集できたか」「聞き手にとってわかりやすい発表ができたか」と、さまざまなポイントから、この課題についての振り返りを実施。「プレゼンテーション」というアウトプットと、「講義」というインプットの両者からインターンシップへの準備を進める充実の時間となりました。

【第7回:プロジェクト型インターンシップのテーマ理解と実践練習(発表編) 2020年12月23日(水)】

 第6回目の授業に引き続き、第5回の授業で出された課題「プロジェクトオンラインインターンで担当する企業についてのプレゼンテーション」について、後半組が発表。前半組と同様に、さまざまな工夫を凝らし、自らの担当企業について紹介していきました。その後、プロジェクトに取り組む際に心がけるポイントを講師の解説のもとに復習し、今回の課題に対する総括としました。さらに、講師は「プロジェクトを通じて感じたグループの強み・弱みを考える」という最後の課題を提出。自分たちの活動や行動を客観的に捉え、評価することで、自らの成長につながる新たな課題を見つけることがその狙いです。学生たちは最後の最後までていねいな指導を受け、最高の準備を進めています。

ビジネス学部 グローバルビジネス専攻 Bilingual Internship 事前研修

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【第8回:オリエンテーション 2021年1月13日(水)】

 Bilingual Internship事前研修の最終日。講師は、これまでの授業を振り返り、インターンシップで心がけるべきポイントをあらためて伝えました。振り返った内容は、ビジネスメールの書き方からリモートワークに取り組む際の注意点など、実にさまざま。解説後には、「取引先の方へのビジネスメールの冒頭あいさつとして正しいのはどちらか」などのクイズを出題し、モデルケースに当てはめて、実際のインターンシップをイメージしていきました。学生たちはこの授業を通じて、ていねいかつ抜かりなくインターンシップへの準備をすることができました。この授業での学びを最大限生かし、インターンシップをより豊かな経験にしていくことでしょう。