追究
2021年03月26日
教育学会主催 子どものためのミュージカル 「アーサーと魔法のランプ」
2021年1月23日(土) 長久手キャンパス 音楽室
約1年をかけてつくりあげたミュージカルを上演。
子どもたちに「優しさときれいな心を持つことの大切さ」を伝えました。
2021年1月23日(土)、愛知淑徳大学 長久手キャンパスの音楽室で「第11回 子どものためのミュージカル アーサーと魔法のランプ」が無観客で上演されました。子どものためのミュージカルとは、教育学科の授業である「総合表現」を履修した学生たちでつくる子ども向けミュージカルのこと。将来、教員をめざす学生たちは、この授業を通して身体表現や音楽表現はもちろん、一つの大きなプロジェクトを完遂する力や、制作過程で欠かせない仲間と協働する力などを磨き、教員として必要な人間力を高めています。
今年、取りあげた題材は「アーサーと魔法のランプ」。主人公アーサーが3つの願いを叶えることができると言われている魔法のランプを求めて旅をする冒険ファンタジーです。
学生たちは「キャストチーム」「オーケストラチーム」「衣装チーム」「舞台道具チーム」に分かれて、約1年間、それぞれ準備を重ねてきました。「キャストチーム」は役に息を吹き込むため、何度も台本の検討を重ね、キャラクターの性格や心情をつかもうと努力しました。「オーケストラチーム」は、見る人をアラビアンな世界へ引き込むことがミッション。メンバーが3人しかいないというハンデを乗り越え、見事にミュージカルの世界観を演出しました。「衣装チーム」は、大学で活動できる時間が限られている中、自分たちで時間をつくりながら、独特な色合いや模様などのアラビアならではの特徴を衣装に落とし込みました。「舞台道具チーム」の一番の力のみせどころは、なんといっても、背景。奥行きを出すなど細かな部分にもこだわり、ミュージカルに華やかさを加えました。
「キャストチーム」「オーケストラチーム」「衣装チーム」「舞台道具チーム」のそれぞれが与えられた役割を全うし、見事に融合することで、2020年度の子どものためのミュージカルは、すばらしい作品となりました。学生たちはミュージカル制作の経験を通じて得たたくさんの経験と学びを胸に、それぞれが選んだ道を力強く歩いていくことでしょう。本学の教育学科では、この授業のように、学生たちが主体的に活動できる学びの機会を数多く提供することで、未来の教育者の養成に力を注いでいきます。