追究

2021年11月30日

小坂町の魅力を発信するために、大塚ゼミの3年生が奮闘中。

小坂町の魅力を発信するために、大塚ゼミの3年生が奮闘中。

ビジネス学部 ビジネス学科 3年(2021年度)大塚ゼミ

下呂市小坂町を盛り上げるためのプロジェクト、始動。

 マーケティングを専攻する大塚ゼミナールでは、たくさんの産学連携プロジェクトに取り組んでいます。その中の一つが、岐阜県下呂市小坂町とのコラボレーション。長年、大塚ゼミの学生たちが引き継いでいるプロジェクトで、小坂町の魅力を発信し、小坂町を盛り上げることを目的に企画を考え、実行するところまで学生たちが担っています。
 2021年度の活動について、大塚ゼミ3年 玉置万莉さんと舟橋萌さんにお話を伺いました。

小坂町の魅力を発信するために、大塚ゼミの3年生が奮闘中。

小坂町の魅力を発信するために、大塚ゼミの3年生が奮闘中。

 私たちの代は、2020年の後期からプロジェクトがスタート。イベントで小坂町を盛り上げるブースを出展し、多くの人に小坂町をPRするという企画の大枠を決めました。そして、「イベント広報を担当する班」と「ブースの企画を立案する班」の2つのグループに分かれ、具体的なプランを計画。それぞれのグループが積極的にプロジェクトを成功させるために、行動しました。

自らの甘さを実感し、ビジネスの視点を学んだ企業連携。

 広報班は、印刷会社さんに委託して、本格的なチラシをつくることに決めました。もちろん、印刷会社さんとのコネクションはありません。自分たちのプロジェクトを説明し、ご協力をあおぐことから、始めました。ゼミの担当教員である大塚先生の紹介を受け、ようやくご協力いただける企業様が見つかったのですが、印刷のプロフェッショナルとの打ち合わせは、一筋縄ではいきませんでした。

 制作にあたり準備が不十分なところがあり、入稿までにたくさんの質問を受けてしまいました。自分たちの甘さを自覚するとともに、「ビジネスの現場では、様々な視点で物事を考え、詳細な部分まで検討する事」を学ぶことができました。

小坂町の魅力を発信するために、大塚ゼミの3年生が奮闘中。

アイデアを形にする商品開発の難しさと面白さに触れて。

 ブース企画班は、ブースで小坂町名産のエゴマオイルと「一緒に」お配りするノベルティを考えました。2020年度は、「エゴマオイルをぜひ、チョコレートのお供のコーヒーにかけて飲んでみてください!」とお伝えしながら、チョコレートを配る予定だったのですが、新型コロナウイルスの影響でプロジェクトが長引くことになり、ノベルティもさらなるアップグレードをめざして、企画を進化させることに。「エゴマの実」を混ぜ込んだチョコレートを自分たちで開発することに挑戦しました。障がいを持つ方に就労の場所を提供するために「チョコレートの製造販売事業」を展開している「一般社団法人またあした」様のご協力を受け、2回の試作を経て、抹茶とホワイトの2つの味のチョコレートを完成させました。気づいたことは、事前の準備がいかに大切かということ。試作までに何度も打ち合わせを重ね、レシピを検討することで、ようやく、一つの商品が完成するのだと身をもって感じることができました。

 延期が続いていたプロジェクトですが、ようやくイベント開催のめどが立ってきました。いよいよ、本番。ようやく完遂できることに喜びを感じながら、最後まで走り抜けたいと思います。

小坂町の魅力を発信するために、大塚ゼミの3年生が奮闘中。

私たちの学びが次の世代につながり、連携の輪が広がれば。

 今回のプロジェクトを通じて、多くの学びを得ることができました。それは、自分たちが学生だったからということも、大いに関係していると思います。「学生だからこそ、臆せず少し無謀かもしれないと思える企画も勇気を持って提案するができた」「学生だからこそ、知らないことに対して、積極的に質問することができた」。その繰り返しの中で、たくさんの学びが得られたのだと思います。そんな機会を与えてくださったことに、本当に感謝をしています。
 そして、この学びや今回のプロジェクトで結ばれた新たな縁を、後輩たちに繋いでさらに広がりを見せ、より豊かな連携につながれば、連携先の方々も学生たちも、共に実りある時間を共に創造し続けられると思います。それは本当に素晴らしいことだと、今回のプロジェクトを通じて改めて感じました。年次を越えたつながりの中の一部になれたことに感謝の気持ちを持ちながら、今後も大塚ゼミの一員として成長を続けていきたいです。