追究

2022年03月25日

ビジネス学部 大塚ゼミ 笠寺観音「かんのんひろば」ブース出展

ビジネス学部 大塚ゼミ 笠寺観音「かんのんひろば」ブース出展

2021年12月25日(土) 笠寺観音(名古屋市南区)

地域との連携プロジェクトにチームで挑み、
実社会に即したマーケティングを追究しています。

 流通や企業のマーケティング戦略などを追究する、ビジネス学部の大塚ゼミ。机上の学修・研究にとどまらず、実社会とつながる“生きた学び”を大切にしています。地域・企業との連携プロジェクトや関東の大学とのディベート大会などを活発におこない、現代社会と向き合いながら多様な課題解決に挑んでいます。
 2021年度、大塚ゼミの3年生がチームで協力して取り組んだのが「笠寺観音商店街との協働」と「飛騨小坂(岐阜県下呂市)との協働」です。それぞれ学生に提示されたミッションは次の通り。笠寺はスペースバンクのプロモーション活動の企画提案、飛騨小坂はまちの魅力発信や特産品のマーケティング戦略の提案でした。コロナ禍により活動に制限が及ぶ中、学生たちは連携先の方々との話し合いを重ねるとともに、発案したアイデアの根拠となる事例調査やヒアリングなどに励み、企画提案や商品開発などを進めました。その集大成となったのが、12月25日(土)に笠寺観音で開催されたマルシェ「かんのんひろば」へのブース出展でした。

ビジネス学部 大塚ゼミ 笠寺観音「かんのんひろば」ブース出展

ビジネス学部 大塚ゼミ 笠寺観音「かんのんひろば」ブース出展

 学生たちが実施したのは、笠寺観音商店街で栽培した「笠寺ハーブ」のしおりづくりと、飛騨小坂のPR活動。しおりづくりのワークショップは、4種類のハーブやカラフルなシールなどを組み合わせて手軽にしおりがつくれるとあって、小さなお子さんを連れたファミリーに人気でした。学生たちはつくり方をアドバイスしながら、笠寺観音商店街やその店舗・企業や施設などの良さもアピール。学生たちが一から企画し、商店街の方々と協力して実現に至った笠寺ハーブのイベントは、多くの人の笑顔を咲かせていました。

ビジネス学部 大塚ゼミ 笠寺観音「かんのんひろば」ブース出展

ビジネス学部 大塚ゼミ 笠寺観音「かんのんひろば」ブース出展

 さらに、ブースの前では、えごまオイルやえごまのチョコなど飛騨小坂で開発中の商品サンプルとチラシを配布。チラシは3種類作成し、飛騨小坂で生産されるえごまの特長、えごまの栄養、えごまの食べ方をわかりやすく解説する内容でした。学生たちはマルシェに訪れた人々に積極的に声をかけ、自然豊かで観光地としても魅力的な飛騨小坂を元気にPRしていました。また、えごまプロモーションに関するアンケート調査も実施。WEBで回答いただいた意見を分析し、今後の活動に活かしていく予定です。

 学外のさまざまな人や現場と向き合い、“生きた”マーケティングを学び取っている、大塚ゼミの学生たち。連携プロジェクトを通して課題解決の難しさや奥深さ、おもしろさを体感するだけでなく、ビジネスパーソンに必要な提案力や実行力、コミュニケーション能力などを磨いています。今後も主体的に活動や研究に励んで、自分らしく輝きながら社会に貢献できる人へと成長していくことでしょう。

ビジネス学部 大塚ゼミ 笠寺観音「かんのんひろば」ブース出展

【連携先の方々のコメント】

ビジネス学部 大塚ゼミ 笠寺観音「かんのんひろば」ブース出展

下呂市役所 小坂振興事務所 永田靖彦さん
飛騨小坂あぶらえ生産組合 山下大翔さん

 愛知淑徳学園の林間学舎・淑友館が下呂市小坂町にあることから、愛知淑徳大学とは以前から交流がありました。その関係がより発展するきっかけになったのが、2019年に大学と下呂市で結んだ「連携協力に関する協定」です。大塚ゼミとの連携プロジェクトも活発になり、今年で3年目。飛騨小坂やえごまの魅力をSNSで発信していただくなど、学生の皆さんの力はとても大きいと感じています。実際、飛騨小坂のえごまの認知度も徐々に高まってきています。これからも大塚ゼミと協力して商品開発などを進め、私たちは新しいアイデアをいただき、学生の皆さんにはマーケティングを追究していただいて、お互いに連携を深めていきたいと思っています。

【学生のコメント】

ビジネス学部 大塚ゼミ 笠寺観音「かんのんひろば」ブース出展

ビジネス学部 現代ビジネス専攻 3年
玉置万莉さん、橋本実侑さん、有坂春那さん

 大塚ゼミに所属して間もない2年次の夏ごろから、笠寺観音商店街や飛騨小坂との連携プロジェクトに取り組んできました。昨年度・今年度とコロナ禍で以前のように地域の対面イベントに参加できませんでしたが、今回、「かんのんひろば」へのブース出展が叶い、いつも支えてくださる大塚先生をはじめ、ご協力いただいた方々に心から感謝しています。
 笠寺観音商店街も飛騨小坂も、人のつながりの強さや人のあたたかさが感じられる、魅力にあふれるまちです。それぞれの良さを多くの人に知ってもらうにはどうしたらいいのか。全国各地のまちづくりの事例を研究し、WEB会議システムやメールを駆使して関連団体にヒアリングするなど、説得力のある企画提案に努めました。連携プロジェクトを通して、自分たちの意見だけでなく、相手の思いに寄り添い、実現性のあるプランを突き詰めることの大切さを実感しました。傾聴の姿勢や相手にわかりやすく伝える力も鍛えられ、そうした力が今後の学生生活や卒業後の進路にも活きると感じています。