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2022年02月15日

交流文化学部ランゲージ専攻企画「北京と琵琶音楽の世界へようこそ」

交流文化学部ランゲージ専攻企画「北京と琵琶音楽の世界へようこそ」

2022年1月5日(水)星が丘キャンパス25A教室

北京の大学、食、名所など文化・観光的な側面を紹介。
中国琵琶の演奏を通して、その音楽的な魅力も堪能しました。

 言語、教育、地域貢献、国際理解・協力、観光など、幅広い分野で世界各国の文化などを学んでいる交流文化学部。その中でも、英語や中国語など言語を通じたスキルアップと文化を学ぶランゲージ専攻が「北京と琵琶音楽の世界へようこそ」を企画しました。
この企画は中国の首都である北京についての知識を深める前半部分と中国琵琶の奏者である涂善祥先生をお招きして琵琶演奏をしていただく後半部分で構成。25A教室には103名の学生が来室しました。

交流文化学部ランゲージ専攻企画「北京と琵琶音楽の世界へようこそ」

交流文化学部ランゲージ専攻企画「北京と琵琶音楽の世界へようこそ」

 前半は北京についてのお話をフォン先生が担当し、最初に紹介されたのは、ランゲージ専攻の長期留学先にもなっている「北京語言大学」です。この大学は約180の国・地域から留学生を受け入れており、さまざまな言語や価値観が入り混じるその様子から「小さな国連」と呼ばれています。学生それぞれの語学レベルに合わせてAからFまで細かくクラス分けされ、ぞれぞれのレベルに合った学びが受けられるとフォン先生はお話されました。その後も中国の文化・食・インターンシップ、名所・旧跡など、北京に訪れたらぜひ経験してほしいスポットや話題を提供し、学生たちも興味津々の様子でした。

交流文化学部ランゲージ専攻企画「北京と琵琶音楽の世界へようこそ」

交流文化学部ランゲージ専攻企画「北京と琵琶音楽の世界へようこそ」

 後半は涂先生による中国琵琶の演奏。涂先生は1989年に来日し、TV朝日「題名のない音楽会21」への出演をはじめ、愛・地球博では中国音楽の顧問も務められました。その他にも各国の交響楽団と共演経験もある世界的な琵琶奏者として有名です。涂先生は「これまでの琵琶のイメージが一新するような演奏をしたい」と意気込みを語られ、喜太郎作曲の『シルクロード』や雲南省の少数民族『彝族(イぞく)の舞踊曲』など、全6曲を演奏。曲の合間には、日本の琵琶と中国の琵琶の違いや琵琶の名前の由来など、琵琶にまつわるトピックスをお話されました。また、琵琶はいろいろな音色が出せると三線をはじめ、津軽三味線、琴、マンドリン、スパニッシュギター風の演奏を紹介し、中国琵琶の懐の深さを実感しました。

 普段、中国琵琶の演奏を聴くことがない学生たちは「初めて琵琶を聴いて、とても驚きました。私が想像していたものとまったく違い、激しいリズムもゆったりとしたリズムもあり、聞き入ってしまいました」、「いろんな楽器の音が出せる琵琶の魅力に気づくことができたので、いつか挑戦してみたいです」など、中国琵琶の魅力にすっかり心酔した様子でした。

交流文化学部ランゲージ専攻企画「北京と琵琶音楽の世界へようこそ」