追究

2022年07月12日

第7回韓国作文コンテスト

第7回韓国作文コンテスト

2022年6月4日(土) 星が丘キャンパス 53A教室

韓国語の作文で語学スキルを競い合うコンテスト。
韓紙の体験を通じて、韓国文化への理解を深めました。

 韓国・朝鮮語教育委員会主催の「韓国語作文コンテスト」は、今回で第7回を迎えます。このコンテストは、全学部の学生たちを対象に日頃の韓国語学修の成果を競い合うもので、あらかじめ与えられた3つのテーマ(1.韓国語との出会い 2.私がすすめる日本観光 3. 私が経験した衝撃的だった韓国文化)の中から1つ選び、そのテーマに沿った作文を80分間1,600字程度の韓国語で書き上げるというもの。当日は12時から学生たちが作文を開始し、午後からその作文を審査。審査中は韓国文化を体験する時間に充てられました。

第7回韓国作文コンテスト

第7回韓国作文コンテスト

 14時20分からのオープニングセレモニーで先生や来賓の方々からのあいさつを終えると、審査委員は審査のために別室に移動。その間、学生たちは韓国の伝統紙である「韓紙(ハンジ)」を皿に貼り付けて完成させる体験をおこないました。

第7回韓国作文コンテスト

第7回韓国作文コンテスト

第7回韓国作文コンテスト

第7回韓国作文コンテスト

 韓紙は日本でいう「和紙」のようなものですが、和紙よりも分厚く、表面がデコボコしていて質感が豊か。さらに耐久性も高いのが特長です。教えていただいたのは、キム・ボラ先生。韓紙の歴史やデザインのモチーフなどを紹介してくれました。ひと通り説明が終わったらいよいよ体験。米のデンプンを使った糊を韓紙に染み込ませ、各自が選んだ皿に丁寧に貼り付けていきます。学生たちは慣れない作業に悪戦苦闘しながらも真剣な表情で取り組んでいました。それができたら次は細切りにした韓紙をさらに貼り付け、自分なりのデザインに仕上げていきます。韓紙は紙ですが、完成した製品を見ると金属のようにも木製のようにも見えるところが魅力だとキム先生は教えてくれました。

第7回韓国作文コンテスト

第7回韓国作文コンテスト

 16時からは受賞式が始まります。厳正な審査の結果、特別賞には及川結愛さん(2年)、審査委員賞には伊藤舞花さん(2年)と安藤愛璃菜さん(1年)、優秀賞には安部ひとみさん(4年)と中村奈央さん(3年)、そして最優秀賞には1年生の森田愛音さんが選ばれました。賞状を授与した後は、最優秀賞の森田さんが作品を朗読。読み終わると温かい拍手が贈られ、コンテストは終了しました。
 本学は今回の韓国語作文コンテストのような機会を設け、学生たちの外国語学習を多角的に支援しています。今後も学修のモチベーションを向上させる機会を提供し、学生一人ひとりの能力を伸ばしていけるようにサポートしていきます。

《最優秀賞》

第7回韓国作文コンテスト

交流文化学部 交流文化学科 1年 森田愛音さん

 作文のテーマは「韓国語との出会い」を選びました。多くの学生が韓国語に興味を持つきっかけになったのはK-POPから、という方が多いのですが、私は中学生のときに観た韓国の恋愛ドラマがきっかけでした。俳優さんたちが何を話しているのか、韓国語で理解したいと思い、高校生になると参考書などを買ってハングル語を勉強しはじめました。そのとき、オンラインゲームでたまたま知り合った韓国人と友だちになったのも、勉強意欲を向上させてくれました。
 ハングルの学習を通じて韓国の文化や国民性を学ぶことは、私の視野を大きく広げてくれました。これまで日本からの一方的な韓国のイメージしか知りませんでしたが、韓国から日本はどのように見えているのか。韓国人の友人と交流することで、双方向からの視点を得ることができました。
 最優秀賞という誇らしい賞をいただきましたが、まだ学ぶべきことはたくさんあると思っています。今後ももっと深く韓国語を学んでいきたいですし、留学にも挑戦したいです。