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2022年10月13日

ビジネス学部 グローバルビジネス専攻 Bilingual Internship Overseas参加学生インタビュー 2021年度 後期集中授業

ビジネス学部 グローバルビジネス専攻 Bilingual Internship Overseas参加学生インタビュー 2021年度 後期集中授業

2021年度 後期集中授業

海外展開している企業のグローバル拠点でのインターンシップ。
与えられたグローバルビジネスの課題に、チームで取り組みました。

 ビジネス学科グローバルビジネス専攻では、グローバルなビジネスの現場で通用する力を養うため、日本語と英語のバイリンガルで、経営学、商学、会計学、経済学を総合的に学んでいます。この学びの集大成となるのが、「Bilingual Internship Overseas/Domestic」。3年次の11月から事前準備を始め、3年次の春休み期間中の約1か月間、全員がグローバルに事業を展開している国内外の企業でインターンシップを行います。

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■Bilingual Internship 事前研修 の授業はこちら>

 2021年度は、コロナ禍の影響によりプロジェクト型オンラインでの実施となりましたが、授業で培ったビジネスの専門知識、チームで課題を解決していく力、さらには英語スキルなどを発揮して、参加者一人ひとりがビジネスの現場を感じながら、グローバルビジネスについて実践的に学ぶことができました。

 今回は、実際にインターンシップに参加した学生の声をお届けします。

<参加学生コメント>

奥田 翔太さん(ビジネス学科4年 2022年度)

ビジネス学部 グローバルビジネス専攻 Bilingual Internship Overseas参加学生インタビュー 2021年度 後期集中授業

 私のインターンシップ先は、先端のロボティクスや視覚技術製品、オートメーション分野のコンサルティングサービスを提供しているアメリカの企業です。与えられた課題「BtoBのデジタルマーケティングプラン」について、メンバー5人で取り組みました。
 最初に取りかかったのは、最新情報の収集と提案内容を決めること。私がVR市場について詳しかったこともあり、提案内容は、VR市場の現状とVRに関わる新しい技術フルダイブについての内容に決定し、情報を収集してまとめる係、Power Pointを制作する係など、チーム内で役割を分担して、作業を進めました。

 中間報告では、作業確認のみならず、コミュニケーションのとり方についても、日本人は消極的だと指摘され、アドバイスをいただきました。アメリカでは主体的に動くことが重視されるので、積極的に質問して意見を述べるようアドバイスされ、日米の文化の違いを実感しました。最終プレゼンテーションでは、個人的にVRに関する知識について高評価していただけたのが嬉しかったです。
 将来の夢はゲームプランナーです。ゲームのアイデアを企画し、運営する点に惹かれました。この仕事をめざすにおいて、今回の経験を活かしていきたいと思います。

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林 桃歌さん(ビジネス学科4年 2022年度)  Triangles(マレーシア)

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 私は日本製品を海外向けに販売するマレーシアの企業で、インターンシップを経験しました。「成功させる越境EC: 中国で売れる日本製品と、その売り方を具体的に考える」という課題にチームで取り組みました。
 ポイントは、「何を売るか」「どう売るか」だと考え、「最近買った日本製品やその価格」を中心としたアンケート調査からスタート。しかし、アンケートの回答が思うように得られませんでした。あらためて検証したところ、質問数が多く、記述式ばかりなので、答えるのに手間がかかるイメージを持たれていると判断し、アンケートの設問や回答方式をシンプルなものに変更して再度おこなったところ、多くのアンケートが回収できました。続いて、この内容を踏まえ、年齢層に合わせたアンケートをさらに作成。この結果をもとに、具体的にどの年齢層が、どのような価格帯で、どのような日本製品に興味を持っているかを分析し、その最適な購入方法を含めてプレゼンテーションしました。

 多数のアンケート結果をもとにした、リアルな声を根拠として提案できたことで、インターンシップ先の方にも納得感があると評価していただきました。相手の気持ちを考えること、イメージではなく根拠を提示することの大切さを実感。これは社会に出て働く際にも役立つ気づきだと思います。

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平松 佳大さん(ビジネス学科4年 2022年度)  Sirromet Wines(オーストラリア)

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 「オーストラリアのワイナリーに日本の50代が訪れたくなる施策」。これが、私たちのグループに与えられた課題でした。インターシップ先は、オーストラリアでワインの製造・販売を行うワイナリーです。はじめに日本の50代の趣味を把握するために周囲の方々にヒアリングを実施し、そこで見えた嗜好をもとに、ワイナリー単体だけでなく、嗜好に合わせた体験ができるツアーを企画しました。
 私はチームのリーダーを務め、みんなで考えることを重視し、細かく期限を定め、チームメンバーが意見を持ち寄ることを繰り返すスタイルで進めていきました。そうすることで、メンバー全員がすべてのタスクの流れを把握し、偏りなく多様な経験ができると思ったからです。また、各自が自分の意見をぶつけ合うディスカッションを重視したことにより、一つの企画に対して多方向から意見が出て、アイデアがブラッシュアップしていく経緯を体感しました。グループワークだからこそ得られた貴重な経験だったと思います。

 話すことが得意な方もいれば、苦手な方もいます。それぞれのわかりやすい側面だけでなく、じっくり意見を引き出す機会をつくることを知り、チームでプロジェクトを進める際に成果を出す流れを肌で感じることができました。

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矢野 智裕さん(ビジネス学科4年 2022年度) Likearisingsun(マレーシア)

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 マレーシアで事業展開しているM&A企業に、日本企業のマレーシア進出を促すアイデアを提案しました。作業は、マレーシアについて知るところからスタート。グローバルビジネス専攻で学んだことを活かし、 GDPなどの経済学的な視点から、マレーシアという国を定量的に見ていきました。続いて、マレーシアに誘致する日本企業については、マレーシア未参入で、日本独自の技術を持っていることを条件に検討した結果、トイレ事業に決定。マレーシアのインフラ整備が遅れていることを考慮し、便器だけでなく、水回りのインフラを含めた複合的な事業進出を提案することになりました。また、実際にマレーシアの方々に英語でヒアリングしたことにより、トイレに対する価値観や予算面などについて、私たちの考えと現地の方とのギャップに気づくことができ、より現実的なアイデアを提案できたと思います。

 英語をネイティブとしない方との英語での会話、日常会話とは異なるビジネスシーンでの会話に苦労しましたが、それこそが良い経験になったと思います。私は貿易を担う海運会社に就職する予定で、この経験が必ず生きると確信しています。いつか社会人として、企業進出のサポートができるようになりたいと考えています。

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