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2023年01月20日

ビジネス学部 大塚ゼミ 産学連携最終報告会

ビジネス学部 大塚ゼミ 産学連携最終報告会

2022年11月21日(月) 星ヶ丘キャンパス 43A教室

約2年にわたるヤクルト東海様との産学連携プロジェクト。
その最終報告会をおこないました。

 ビジネス学部の大塚ゼミはマーケティングを専門的に学ぶことで、ビジネスのエキスパートになることを目指しています。そんな大塚ゼミが毎年取り組んでいる「産学連携プロジェクト」は、東海エリアの企業から課題をいただき、情報収集や市場分析をおこないながら、効果的かつ独創的な企画を提案しています。2022年度は前年度に続き、株式会社ヤクルト東海様の課題解決に挑戦してきました。そして、11月21日はその最終報告会として、若者への乳酸菌飲料マーケティングについてのプレゼンテーションをおこないました。

ビジネス学部 大塚ゼミ 産学連携最終報告会

ビジネス学部 大塚ゼミ 産学連携最終報告会

 プレゼンテーションではまず各年代によって健康意識に差があることを提示し、健康に関心の薄い若者にヤクルトの価値を訴求するためには、何かのきっかけを作る必要があると主張。そのきっかけを作るために若者が関心を寄せる「恋愛」と「レトロ」という2つのキーワードを導き出しました。そしてこの2つを軸に具体的なプロモーション方法として「恋愛心理テスト」と「レトロカフェマップ」を作ることを提案。この2つの案はヤクルト東海様と連携しながらじっくりと時間をかけて作り込んでいきました。

ビジネス学部 大塚ゼミ 産学連携最終報告会

ビジネス学部 大塚ゼミ 産学連携最終報告会

 今回のハイライトはここから。2つのプロモーションの有効性を計るため、2つのプロモーションを体験したかしていないかで結果の差を求めようと考えました。2度にわたる学生へのアンケート調査を経て出た結果は、恋愛心理テストとカフェマップの両方を体験した学生に有意性が見られました。しかも大学生以外の年代へのアンケート調査もおこなった結果、なんと年代別の中で若者への影響変化がいちばん大きかった結果が出たのです。これは若者の健康に対する意識を大きく変えた証拠。若者目線になってマーケティングやプロモーションをおこなうことで、健康に関心のない若者にもヤクルトの価値を充分訴求できることを証明した形となりました。
 最終プレゼンテーションを聞き終わった後、ヤクルト東海の担当者様からは「これだけのプロジェクトをやり遂げるのに苦労したと思いますが、やりきる力を見せていただきました。このような活動を通じて感じたことはありますか?」との問いかけに「アンケートの依頼などをするときに活動内容を説明すると『すごいことをやっているね』と驚かれました。ヤクルトについても意外な事実を知れた、新しい発見があったなど、その価値を認めてもらえたのが嬉しかったです」と答えていました。

■学外でのパネル展示もおこないました!>

ビジネス学部 大塚ゼミ 産学連携最終報告会

ビジネス学部 大塚ゼミ 産学連携最終報告会

 そして最後の締めの言葉としてヤクルト東海の担当者様から「2年間、ありがとうございました。学生時代にこのような活動を通し、社会の一部と触れられたのは大きな経験。自分の強みにもなったと思います。きっとこれからの就職活動時にも自分をアピールするための武器になるはずです。頑張ってください」と感謝の気持ちと力強いエールをいただきました。