追究

2023年03月20日

人間情報学部 卒業プロジェクト合同発表会2023

人間情報学部 卒業プロジェクト合同発表会2023

2023年1月16日(月) 長久手キャンパス多目的実験演習室(11208教室)
2023年1月26日(木) 長久手キャンパス839教室

学生一人ひとりが研究・制作に励んだ「卒業プロジェクト」の成果を発表。
4年間の学修を見つめ直し、互いの研究内容から新たな学びを深めました。

 人間情報学部では、「AI、IoT、ビッグデータ」などを含む最新の情報学と、「心理学、統計学、生理計測法」などの人の心を分析する方法を組み合わせて、より良い情報社会へ貢献できる学問を追究しています。

 4年間の学修・研究のまとめとなるのが、3・4年次の専門科目「卒業プロジェクト」。学部の教員のいずれかのプロジェクトに所属し、学生それぞれが自分の興味・関心のあるテーマに沿って研究や制作をおこない、約2年間にわたり、資料の収集・分析から研究テーマの検討、研究計画の立案、研究成果の整理、考察、論文作成に取り組みます。

人間情報学部 卒業プロジェクト合同発表会2023

人間情報学部 卒業プロジェクト合同発表会2023

人間情報学部 卒業プロジェクト合同発表会2023

人間情報学部 卒業プロジェクト合同発表会2023

人間情報学部 卒業プロジェクト合同発表会2023

人間情報学部 卒業プロジェクト合同発表会2023

 卒業研究の総まとめとして、年度末を迎える1月には、学生たちが自らの研究・制作についてプレゼンを行う「卒業プロジェクト合同発表会」が各ゼミで開催されます。2023年1月16日(月)には、人間情報学部心理情報専修の牧ゼミ・瀬谷ゼミの学生21名による、「牧・瀬谷プロジェクト合同卒論発表会」が多目的実験演習室にておこなわれました。第1部、第2部、表彰式の3ブロックに分けて開催。学生たちには5分の時間が設けられ、パワーポイント資料と紙の資料を用いて研究成果を発表。「人の声の重複数とマスキング効果の関係」や「歩行がベクションに及ぼす影響」、「同時に聞きとることができる楽曲数」など、心の動きを科学的に解明する基礎的な心理学に重きを置く、心理情報専修の学びを活かした素晴らしい研究ばかりでした。

人間情報学部 卒業プロジェクト合同発表会2023

人間情報学部 卒業プロジェクト合同発表会2023

 全ての学生の発表後は、心理情報専修の教授陣4名による講評がおこなわれ、優秀発表賞5名と、最優秀発表賞1名が決定しました。今年は、牧野文香さんの「笑い声の印象を決める音響要因について」が最優秀発表賞を受賞しました。賞に選ばれた学生には、天野成昭教授から表彰状が授与され、自らの研究内容についての達成感と、高い評価をいただいたことへの嬉しさを感じておりました。

人間情報学部 卒業プロジェクト合同発表会2023

人間情報学部 卒業プロジェクト合同発表会2023

 今回の卒業プロジェクト合同発表会について、牧勝弘教授は「一つの実験に対し集中して取り組み、論理的に説明するために準備を進めた経験は、必ず社会に出ても活かせます。」と語り、瀬谷安弘教授は「自分のやりたいことに基づいて情報を作る、調べる、発表で表現するという一連のプロセスは社会にも必ず役に立つと考えています。」と感想を述べました。学生たちは卒業研究で身につけた力を今後に活かし、より良いものづくりや情報サービス、システム開発に貢献できる人材をめざし、成長を続けることでしょう。

 2023年1月26日(木)は、情報システム専修の浦尾ゼミ、佐藤ゼミによる「2022年度浦尾ゼミ・佐藤ゼミ最終成果発表会」が839教室で開催されました。発表は対面とオンラインの両方を用いておこなわれ、学生たちはパワーポイントの資料を用いて、自身が取り組んだ卒業研究・卒業制作について、1名あたり5分で発表しました。

人間情報学部 卒業プロジェクト合同発表会2023

人間情報学部 卒業プロジェクト合同発表会2023

人間情報学部 卒業プロジェクト合同発表会2023

人間情報学部 卒業プロジェクト合同発表会2023

人間情報学部 卒業プロジェクト合同発表会2023

人間情報学部 卒業プロジェクト合同発表会2023

研究・制作テーマは、「日本語クイズwebアプリの開発研究」や「創造性を育む参加型デジタル絵本の制作」、「木育体験による子供の育ちの影響について」など多種多様。情報システム専修の学びである、アプリや情報システムの設計・開発、さまざまな情報資源を活用したサービスの展開のための知識やスキルから発想された素晴らしい研究ばかりでした。

 4年間を通して人間情報学の幅広い知識・技術を修得した学生たちは、柔軟な思考力や分析力、多様な情報資源を的確に用いる力を活用し、“人に優しく、暮らしを豊かにする情報化社会”の実現を目指して行動していくことでしょう。

※2023年度から人間情報学部は、WEBデザイン、アプリ制作、IoTなど、人に寄り添ったIT系のモノづくりに必要な知識と技能を持つ人材を育成する「感性工学専攻」と、ビッグデータ、マーケティング、心理実験などデータ収集や分析に必要な知識と技能を持つ人材を育む「データサイエンス専攻」の2専攻制になり、充実した学びが展開されます。