追究

2023年08月02日

ビジネス学部 グローバルビジネス専攻 Bilingual Internship 事前研修 講演会

2023年6月7日(水)星が丘キャンパス15C教室

グローバルビジネス専攻の卒業⽣による講演会を開催。
迫るグローバル企業のインターンシップに向けて、考えてほしいことや⼼構えを伝えました。

 ビジネス学部グローバルビジネス専攻では、ビジネスの現場で必要になる英語スキルと、国際的な金融や経済をはじめとした専門知識を学び、国を問わず活躍できる人材を育成しています。本専攻の特徴の一つが3年次夏休みに実施する「Bilingual Internship」です。約1か月間、全員が国内外に展開しているグローバル企業の実務型インターンシップに参加し、英語を用いて資料作成や企画立案など実践的な経験を積んでいきます。このインターンシップは前期に事前研修をおこない、インターンシップについての概要やグローバル企業での働き方などを学び、本番に備えていきます。そして6月7日(水)の授業では、GTS協同組合総務部の幸道大将様による講演会を実施。本専攻の卒業生でもある幸道様に大学での学びやBilingual Internshipでの経験、グローバル企業の現場で働くことについてリアルな意見を語っていただきました。

 幸道様は、最初に結論として「“自分にとっての仕事とは何か”を考えてほしいです」と、この講演会で一番伝えたいことを話しました。就職活動を控える3年生には、これからの1年間で「自分の人生を何に使いたいのか」を見つけてほしいと伝えました。
 そして、GTS協同組合について説明。GTS協同組合は、技能実習生・特定技能生の受け入れや日本語教育など、主に企業の総務部や人事部をサポートする事業を展開しています。幸道様がGTS協同組合に入社した理由は、留学した際の経験にあったと語ります。語学力を高めたいと考え3年次の前期に休学し、フィリピンとアイルランドに留学。それぞれの国で友人たちと充実した毎日を過ごしていましたが、フィリピンで見た、ストリートチルドレンなどの生活に困窮する人たちが心に残っていたそうです。そして就職活動の際「自分は何がしたいのか」「社会人人生をかけてやりたいこととは何か」と自問したときに、フィリピンの子どもたちにの力になりたいと考えました。そこで海外支援について調べたところ、GTS協同組合で技能実習制度があることがわかり、そのことがきっかけでGTS協同組合に興味を持つようになったと語りました。

 留学から帰国した後に参加したBilingual Internshipでは、アメリカ・シアトルで映画のイベント企画を担う非営利団体に派遣された幸道様。現地では企画立案やイベントの広報などに携わったそうですが、そこで初めて週5日間、1日8時間労働を経験したそうです。日本のインターンシップではワンデイや半日が多いため、「現地での仕事は大変でしたが貴重な経験になりました」と語ります。この経験を踏まえて、学生たちに「Bilingual Internshipは目的を持っておこなってほしいです。目標があるとそれに向けて行動でき、1日を大切にできます」と現地で働く際の心構えを伝え、最後に「1か月の体験を通して新たな発見があることを願っています」と温かなメッセージを送りました。

 グローバル企業で働くことの面白さや大変さを学び、Bilingual Internshipの意義を再確認できた今回の講演会。幸道様の体験談を聞いた学生たちは、具体的な目的意識を持って1か月の実務体験に臨むことでしょう。