追究

2023年10月05日

ビジネス学部 大塚ゼミ「SDGs将来世代創造フォーラム2023」

2023年8月23日(水)名古屋市中小企業振興会館(吹上ホール)

「健康」をテーマにブースの出展と弁論大会へ参加。
ゼミでの学びや経験を来場者に向けて発信しました。

 2023年8月23日(水)、名古屋市中小企業振興会館(吹上ホール)で「SDGs将来世代創造フォーラム2023」が開催されました。これはアサヒ飲料株式会社中部北陸本部が、産官学連携によるWell-beingな未来を考える場の創出を目的としたもので、2022年に続き2度目の実施となります。
 当日は基調講演や有識者によるフォーラムディスカッション、学生・生徒による弁論大会を開催。展示エリアでは、アサヒ飲料のマテリアリティ(重点課題領域)である「健康」、「環境」、「地域共創」をテーマとした、学校や行政、企業の取り組みを紹介するブースが出展され、SDGsに関連したイベントやワークショップなども多数開催されました。
 このフォーラムにビジネス学部大塚ゼミの学生たちが「健康」をテーマにブースを出展。2年連続の出展となりました。今回のブースはヤクルト東海様と連携し「ヤクルト×食・心理テスト」と題し、食にまつわる心理テストをおこないました。この心理テストは、学生やその保護者98名を対象に食生活やストレス発散についてアンケートを実施し、その回答を元に統計・分析をおこない、作成したものです。心理テストの結果は、4つのタイプ(①モデルタイプ ②アスリートタイプ ③アーティストタイプ ④タレントタイプ)に分類され、それぞれのタイプに適したヤクルト製品をお薦めするという仕組みになっています。

 実際にこの心理テスト作成に取り組んだ学生は「心理テストを作成してみて、予想とは違う結果が出るなど、驚くことが多かったです。また大学生は食に気を遣っている人と無頓着な人の二極に分かれていることを実感しました」と感想を述べました。

 午後に開催された弁論大会では「100年のワクワクと笑顔を。未来における地域共創社会とは」をテーマにそれぞれの考え方を発表。大塚ゼミからは工藤優愛さんが壇上に立ち「デジタル産業革命による真の地域共創社会の実現」と題したプレゼンテーションをおこないました。
 工藤さんは、今後100年でAIが進化し、専門職もAIに置き換えられると予想。するとAIを駆使して富を生み出す一部の富裕層と、人にしかできない低賃金の仕事に従事する多数派との二極化が進むことになります。人はたとえ低賃金でもお金で買えない幸せを追求する「脱成長」という新しい価値観を抱くようになり、多数派はやりがいのある仕事を求め、地方へ流出。そこで人にしかできない能力を生かし、地域産業の発展に貢献するようになると発表しました。工藤さんは大胆な着想と今後の未来の姿をダイナミックに口述することで、聴衆の関心を引き寄せるプレゼンテーションをやりきりました。

【参加学生のコメント】

ビジネス学部 ビジネスイノベーション専修 3年
工藤 優愛さん

 プレゼンテーションの内容はゼミで習った内容をベースに、みんなで1ヶ月前くらいから練り始めました。特に気を付けたのは実際に話す自分よりも、聴いていただける皆さんの立場になって内容を考えたことです。分かりやすい内容、順序、そして話すときの視線や語気の強め方など、緩急を織り交ぜることで退屈せず、最後まで聴き通していただけるようなプレゼンテーションを意識しました。このような舞台で発表するのは初めてのことだったので、すごく緊張しましたが、とてもいい経験ができました。