追究

2023年10月26日

ビジネス学部グループワークⅡ成果報告会

2023年7月21日(金)星が丘キャンパス4号館

いま日本が抱えるさまざまな社会課題について、
仲間と協力しながら
独自のアイデアをプレゼンテーションし、学び合いました。

 ビジネス学科では「経営学・商学・会計学・経済学」といった伝統的な学問の枠組みを生かしながら、ビジネスの現場で必要な力を実践的な内容で学んでいきます。企業・団体との協働によるアクティブラーニングを積極的に取り入れることで、ビジネスの各分野に対応できる人材育成が大きな特長です。
 あらゆる分野のビジネスに対応できる人材を育成するためには、仲間と協力する力、自分の意見を的確に表現する力、他者のアイデアを受け止める力、プロジェクトを円滑に進める力など、さまざまな力が求められます。ビジネス学部ではそれらの力を「問題解決型学習」を通じて養っていきます。それを象徴する授業が1年次前期「グループワークⅠ・Ⅱ」。今回紹介する「グループワークⅡ」は、与えられた課題をチームでリサーチし、アイデアを出し合い、プレゼンテーションしていきます。そして、その集大成となるのが「グループワークⅡ成果報告会」です。議題ごとに6~7つのチームが1つの教室に集まり、それぞれが自分たちのアイデアを発表。その中で、最も優秀なアイデアを選出していきました。また、各教室担当の先生からコメントや総評をいただきました。

【発表の様子】

42A教室/豊かな国と貧しい国の経済格差の解消プラン

 世界には豊かな国と貧しい国が存在するのはなぜかを考え、貧富の差を縮小するにはどのような策が考えられるかを提案。各チームは、貧富の差を縮小するために大切だと思われる教育・医療・貿易・投資など、さまざまなテーマからその解決策についてプレゼンテーションしました。

42B教室/夢のテーマパーク構想をぶちあげよう!

 遊園地やテーマパークを生み出すためのアイデアを提案しました。「第二のディズニーランド」といったものでも可として、日本独自のマンガやアニメのキャラクターをモチーフにした“アイランド”を提案するチームもあり、オリジナリティを感じさせるプレゼンテーションが数多くありました。

42C教室/混雑緩和を可能とする施策の提案

 電車や道路、観光地などの混雑を緩和することで、経済振興や働く環境の改善、Well-beingの実現など、さまざまな効果が生まれます。そのような効果を生むための施策提案がテーマ。通勤時間をずらすといった一般的な案の他に、そもそも通勤をしなくてもよい環境を整えたり、働き方そのものを変えるといったアイデアがあり、聞きごたえのある発表となりました。

42D教室/トヨタのクリーンエネルギー自動車戦略展開

 世界的なカーメーカーであるトヨタ自動車は、脱炭素社会に向けて水素や電気などを活用したクリーンエネルギー自動車を開発しています。それらの戦略展開を各グループが予測することが課題。トヨタが現在取り組んでいるクリーンエネルギー自動車の開発の現状を分析し、学生独自の視点で未来に向けての戦略を大胆に予測しました。

42E教室/魅力的な脱プラスチック商品の提案

 脱ブラスチックは世界的な環境課題として注目されています。プラスチックを使わず、プラスチック以上の魅力を持った素材とはどんなものか、学生たちはさまざまな素材を検討し、その素材を使った新たな商品を提案していきました。印象的だったのは「竹」を使った商品。その中でも竹製のタンブラーは実現が可能になりそうな商品提案となりました。

42F教室/外国人労働者の新たな支援ビジネス

 少子高齢化を迎えている日本では、今後の労働者不足が大きな社会問題となっています。その労働者不足を補う存在として外国人が期待されていますが、その外国人労働者を支援するため、ビジネスとしてどんなものが考えられるかを提案。ユニークなアイデアとして「異文化ホストクラブ」を提案したチームもありました。

43A教室/AIの技術進歩がもたらす労働市場への影響

 AIの技術革新によって、電車の運転士や一般事務員、路線バスの運転手など、多くの仕事がAIに取って代わると言われている中で、どのような仕事が消え、また生まれていくのかを提案しました。そのために重要となるキーワードは、AIにとって得意なこと・不得意なことをしっかりと認識することが大切となります。その上でさまざまな職業を分析し、労働市場への影響を考えていきました。

43B教室/日本の大学生が起業する上で必要な環境とは

 日本では2022年に「スタートアップ育成5か年計画」が策定され、ユニコーン企業を100社に増やすことが目標とされています。日本の大学生が起業するためには、どのような環境があるといいのかを提案。環境整備とともに、大学生の起業意識を高めることも重要であると訴求するチームもありました。

43E教室/学生生活を送る上で必要となる3つの習慣

 勉学、課外活動、人間関係、就職活動など、大学生にとってさまざまな課題がありますが、これらをすべて円滑に進行させるために必要となる3つの習慣を提案。「あいさつ、休息、目標」といった王道のテーマを挙げ、その大切さを力説するチームのプレゼンテーションが印象的でした。