追究

2023年11月24日

建築・インテリアデザイン専攻 間宮ゼミ 星が丘ブンカマツリ

2023年10月7日(土)星が丘テラス

間宮ゼミの学生がタープを使ったアーチを作り、
星が丘テラスのイベントにさらなる彩りを添えました。

 創造表現学部 建築・インテリアデザイン専攻では、建築・インテリアデザインを総合的に学び、歴史や文化、環境、経済など現代社会を構築する要素についても知見を広げています。なかでも間宮ゼミは積極的に産学連携企画に挑戦し、実践的な学びを積み重ねていくのが特徴で、そのひとつが星が丘テラスを運営する東山遊園株式会社様と協働で取り組んでいるエリアブランディングです。

 2023年10月7日(土)に開催された「星が丘天文台マルシェ」では、星が丘テラス内の公道を占有し、参加者がチョークを使って道路にお絵描きできるイベント「オータムチョークアート」を実施しました。間宮ゼミではマルシェやイベントに華を添えるため、3年生が中心となってタープ(日差しや雨風を防ぐための布)を活用したアーチを設置しました。濃さの異なるピンク色のタープを2種類用意し、一定間隔で設置された脚立に結び付けました。完成した巨大なアーチはピンク色のグラデーションが美しい仕上がりとなっており、星が丘テラスの公道「スカイロード」を彩りました。

 当日のイベントではタープのアーチのほか、ダンボールを使用したオリジナルデザインのイスも製作しました。三角錐状に組んだものを坂道でも安定するようにしたり、ダンボールを複数枚重ねたものを流線形にカットして座りやすくしたりと、デザインと機能性を両立させるために創意工夫が見られました。家族や友人と一緒にイスに腰かける人も多く、学生たちの意図したとおりに活用してもらえたようです。

 今回のイベントではデザインスキルや協調性、利用者視点を考える力など、学生たちがこれまでに培ってきた知識や技術が存分に発揮されました。自分たちの力で企画・デザイン・運営・施工まで取り組み、参加者に喜んでもらえた経験は今後の大きな活力となるでしょう。

学生コメント

創造表現学部
建築・インテリアデザイン専攻 3年 林柊作さん

 元々、タープによるアーチ制作は、春のイベントで実施する予定だったのですが、悪天候でイベントが中止になってしまったため、今回リベンジできたことがとても嬉しいです。春に計画していた時よりもさらにグレードアップさせて、ピンクの濃淡によってグラデーションを生み出し、彩りや影によってより居心地の良い空間づくりを目指しました。設置場所や距離感などを正確にするために、模型を作ってシミュレーションしたり綿密に準備を進めてきたので、無事に成功して本当に良かったです。