追究

2023年12月25日

2022年度 ビジネス学部グローバルビジネス専攻 「Bilingual Internship Overseas」学生インタビュー

 国際社会で活躍できる⼈材育成に努めるビジネス学部グローバルビジネス専攻では、国際⾦融や国際経済をはじめとした専門的な知識や、ビジネス英語のスキルも⾝につけていきます。本専攻⼀番の特⾊である3年次の「Bilingual Internship Overseas」では、学びの集⼤成として、オーストラリア・ベトナムの製造業・IT産業・旅⾏業などの企業でインターンシップをおこない、グローバルビジネスの現場を実体験します。また、ベトナムにおいては、PBL型プログラムを通じて、リアルなビジネスの課題解決にチームで取り組みました。

■2022年度の実績
研修期間:
【オーストラリア】2023年2月9日(木)~3月11日(土)〈現地31日間〉
【ベトナム】2023年2月10日(金)~3月11日(土)〈現地30日間〉
【ベトナム(PBL)】2023年2月28日(火)~3月6日(月)〈現地7日間〉 *

*オンラインと現地派遣のハイブリッド型によるPBL型プログラム

 ⽇本とは異なる環境下で、「現地の社員はどのように業務をこなしているか」・「仕事において何が重要か」などを体験的に学ぶことができます。今回は2022年度(2023年2~3月)に実施したインターンシップ参加学⽣インタビューをお届けします。

オーストラリア シドニー(2023年2月9日~3月11日)

ビジネス学部 グローバルビジネス専攻 4年 当⽥⾐梨伽さん
派遣先: AMORA HOTEL JAMISON SYDNEY (オーストラリア系高級ホテル)

 Bilingual Internshipでは5つ星ホテルの受付や経理部、営業部の業務内容や取り組みなどを学びました。私は営業職を目指していたので、特に営業部での学びが一番自分の力になったと思います。営業部では日本人の社員さんに同行し、外部の方との打ち合わせに参加させていただきました。社会人の打ち合わせはもっと真面目で堅いイメージだったのですが、明るい雰囲気のなか、お互いに楽しそうにやりとりをされていたことが印象に残っています。企画は真剣に提案されていましたが、雰囲気は終始明るかったのを見て、ビジネスでは緊張感だけでなく話しやすい空気感も大切になると感じました。
 また、営業部の部⻑が部署内のスタッフだけでなく他部署の⽅とも円滑にコミュニケーションを取っており、スタッフ⼀⼈⼀⼈に対して細かな気配りをされていたことも、学ぶべきポイントだと思いました。私も次の春から社会人として働きますが、お互いに仕事をしやすい関係性を構築するために、相⼿の性格や考え⽅を把握して、その⼈に合ったコミュニケーションを取るようにしたいです。

オーストラリア シドニー(2023年2月13日~3月9日)

ビジネス学部 グローバルビジネス専攻 4年 岩村姫菜乃さん
派遣先: First Eastern FX Darlinghurst (オーストラリア系金融業)

 インターンシップにうかがったのはFXの企業で、まず、海外の両替の仕組みなどを教えていただきました。その後、派遣先の企業が⽇本への進出を目指しているとのことで、⽇本で出店する際の費⽤や東京23区内の競合他社などを調べるマーケティング業務を担当させていただきました。情報収集や資料作成の際には、「相⼿がどんな情報を求めているか」・「何を強調すべきか」などを考えながら取り組んだことで、相⼿のニーズをくみ取って⾏動する意識が芽⽣えたと思います。
 このインターンシップではさまざまなことを経験しましたが、なかでも⼀番印象に残っているのはオーストラリアでの働き⽅です。⽇本では、ほとんどが定時や休憩時間が決まっていて、上下関係も厳しい企業が多いと思います。しかし、派遣先の企業は特別に定時が決まっているわけではなく、また社員同⼠は良い意味でラフな関係性が築かれていて、学⽣の私にも親切かつ対等に接していただけました。⽇本とオーストラリアでは国⺠性や習慣、考え⽅が違うため、現地の働き⽅をそのまま採⽤するのは難しいですが、卒業後もできるだけ同僚やお客さまと明るくコミュニケーションを取って、働きやすい雰囲気をつくれるように頑張ります。

ベトナム ホーチミン(2023年2月11日~3月10日)

ビジネス学部 グローバルビジネス専攻 4年 舩橋直希さん
派遣先: Forval Vietnam (日系コンサルティング業)

 派遣先は⽇本企業のベトナムへの進出⽀援を⾏う企業で、インターンシップでは資料の⽇本語チェックや、⽇本企業向けの人材育成プログラムのパンフレット作成、現地の日本企業向け人材研修のサポートに携わりました。パンフレットはベトナム人の社員⽅と⼀緒に作成していたのですが、感性や考え⽅が違っているようで、意⾒が⾷い違うことが度々ありました。派遣先企業の社⻑は⽇本⼈の方なので、パンフレットの件を相談したところ「あなたは⽇本⼈で、このパンフレットも⽇本⼈向けの広告なのだから、もっと⾃分の考えを押した⽅がいい」とアドバイスをいただき、⾃分の⾔いたいことを率直に伝えるようにしました。また、社⻑から「今回はインターンシップで来ているけれど、私は舩橋さんを社員の⼀⼈だと思っているので、遠慮せずに意⾒を出してほしい」と⾔っていただけたことも、⼼の⽀えになりました。
 今までは課題などを⾃分で抱え込んでしまって、「⾃⼒でどうにかしよう」という気持ちが強かったのですが、今回の経験を通して、⼈に任せ、頼ることの⼤切さを理解できました。これからは周囲の⼒を借りることを恐れずに課題解決に取り組んでいきたいです。

ベトナムPBL型(2023年2月28日~3月6日)

ビジネス学部 グローバルビジネス専攻 4年
鰐部結生さん
連携先: G. A. Consultants Vietnam (日系人材派遣・人材育成業)
訪問企業: Vitarify Asia (日系IT業)、Arches(日系コンサルティング業)、
SB Telecom Vietnam(日系IT業)

 ベトナムに拠点を構える3つの企業を訪問し、それぞれの事業内容やどのような⼈材を求めているかなどのお話を伺いました。その後、「グローバル企業とベトナム⼈学⽣のマッチング」をテーマに研究発表を⾏うため、現地の社会⼈や⼤学⽣などを対象にマーケティングリサーチを実施しました。現地の⽅は真⾯目で勤勉な⽅が多く、仕事も勉強もひたむきに取り組んでいる印象が強かったです。現地の⽅の姿勢に刺激を受けて、⾃分も頑張ろうという気持ちが⽣まれました。

 発表では、海外志向が強く学習に対して積極的な⽅が多いというリサーチ結果から、現地の⽅はグローバルな環境でも活躍できると結論づけました。発表を聞いていた連携先の社⻑から「これだけ多くの⼈にアンケートを取れたのは、強い団結⼒のたまものでしょう。その仲間意識の強さをたたえたい」と特別賞をいただけたことが、このインターンシップで⼀番嬉しかったです。今後は⾃分⾃⾝のスキルを⾼めながらも、周囲と協⼒してさまざまな課題に取り組んでいきたいと思っています。

>マーケティングリサーチで連携した、ホーチミン市経済金融大学を訪問した時の様子が、大学のWEBサイトで紹介されました。