追究

2023年12月21日

ビジネス学部 ビジネスアカウンティングコース 企業分析プロジェクトB

2023年11月10日(金)星が丘キャンパス1号館3階13C教室

地元の食品卸売商社 トーカン様から
会社概要説明や経営実績などを
プレゼンテーションしていただきました。

 ビジネス学部は「経営学」、「商学」、「会計学」、「経済学」の4領域を学びの基盤としています。その学びはアクティブラーニングを積極的に取り入れながら、ビジネスの現場で使える知識とスキルを理論的、実践的に修得するのが特長です。
 その中でもビジネスアカウンティングコースの「企業分析プロジェクト」は、実在する企業の財務諸表を読み解き、経営実態や課題などを明らかにする内容。今回、お招きしたのは株式会社トーカンで人事教育や人材開発を担当している杉山様と田中様です。トーカン様は愛知県名古屋市熱田区に本社を置く食品卸売商社で、ユニー(PPIHグループ)やファミリーマートをはじめ、数々の取引先と「食」を通じたビジネスを展開しています。

 はじめに杉⼭様から、卸売業について詳しく解説していただきました。その後、⽥中様にバトンタッチし、学⽣たちにトーカン様を知ってもらうため、その歴史、取り扱い商品、企業ビジョン、事業内容、業績などを説明していただきました。その後、再び杉山様が壇上に⽴ち、経営統合について経緯をご説明いただきました。2019年、トーカン様は国分中部株式会社と共同持株会社を設立し、経営統合。新たにセントラルフォレストグループ株式会社(以下、CFG)を設立します。2021年には三給株式会社の全株式を取得し、同社の子会社である株式会社ヒカリもグループ化。各社の強みを生かして「食生活の創造カンパニー、スーパー・リージョナル・ホールセラー」として枠にとらわれることなく、国内外を問わずどの地域に対してもきめ細かなサービスを提供していくと、経営統合の目的を示していただきました。その後もCFG様の業績や売上構成比、主要得意先企業などを紹介しながら、長期的なビジョンや利益還元方針など、学生たちが企業を分析するために必要な情報を数多く提供していただきました。

 お二人のプレゼンテーションが終わると、質疑応答の時間に入ります。学生からは「高齢化社会への対応」や「長期ビジョンの実現に向けた具体的な取り組み」、「食品業界特有の環境変化とは何か」など、ビジネスの視点で鋭い質問が飛び交います。杉山様と田中様は、学生からの質問内容に頼もしさを感じていただけたのか、真摯に、そして情熱あふれる気持ちでお答えいただきました。

 最後にトーカン様の採用活動について選考スケジュールや求める人材像などをご紹介いただき、会は終了。この後は今回のプレゼンテーションを踏まえ、本格的な企業分析に入っていきます。